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低血糖症を防ぐ〜GI値を意識した食生活と発達障害の改善との関係とは?

 

低血糖症を防ぐ〜GI値を意識した食生活と発達障害の改善との関係とは?

 

2010年前後、「うつ」を治すためには、
精神科で薬をもらうよりも、低血糖症を防ぐ「食生活」に注目が集まるようになりました。

 

実は、栄養不足により、
「うつ」にならなくていいのに、「うつ」の症状が発言してくる、ということが言われ始めました。

 

 

それは、発達障害も同じで、
発達障害にならなくていいのに、食事の摂り方によって、発達障害の症状が発言してくる。

 

 

その1つが、前回記事にした「グルテンフリー」の話です。

 

 

 

小麦に含まれるグルテンが、
昔の40倍にもなり、人間の体に害を及ぼすようになった。

 

 

という話と、
今回は、ダイエットやコレステロールの話など、
いろんな栄養・健康に対する情報が氾濫しすぎて、間違った食事の仕方をしている。

 

そういう話です。

 

今回はその中で、「低血糖症を防ぐ」という話を中心に記事に書いていきます。

 

 

 

低血糖症というのは、
糖分の摂りすぎによって、インスリンが過剰に出てしまい、
食後にもかかわらず、通常時の体内の血糖値が80%近くまで下がってしまう状態を指します。

 

 

インスリンがたくさん出てしまうと、以下のようなデメリットがあります。

 

脂肪をつくって、肥満を促します。
交感神経を刺激して、イライラ感や緊張感をもたらします。
うつ病を促します。
糖尿病の予備軍になります。

 

 

こうなると、
脳に行く栄養が少なくなりますので、
精神的なイライラ、うつっぽい症状、眠気、集中力の低下、といった症状が出てきます。

 

これは、その時に出てくる症状で、
低血糖症を防ぐことで、発達障害の症状が改善されたという話があることからも、
脳の成長の凸凹にも日々の蓄積で影響があると考えられると思います。

 

 

低血糖症には3つの症状があるって知っていますか?

 

1、反応性低血糖症

 

2、無反応性低血糖症

 

3、乱高下型低血糖症

 

 

低血糖症にも、3つの低血糖症の形があり、
糖分を過剰に摂取することで、逆に、体内に糖分が足りない状態をつくってしまうのが、
1の、反応性低血糖症です。

 

 

そして、無反応性低血糖症と乱高下型低血糖症というのは、
常時、血糖値の値が通常の血糖値にならない低血糖症の症状です。

 

この2つの違いは、
無反応性低血糖症の場合は、食べても血糖値が上がらないために、常に、「疲労感」を抱えています。

 

だから、朝が起きられない、学校へ行けない、仕事へ行けない、といった症状が出てきます。

 

乱高下型低血糖症の場合は、調子がいい時、機嫌がいい時と、気分が悪いとき、機嫌が悪いときの波が、
血糖値の上下と一致することになります。

 

 

これらは、溝口徹先生の本に詳しく書かれていますので、参考にしてみてください。
『「うつ」は食べ物が原因だった!』という本になります。

 

 

 

この本には、
「うつ」にならなくてもいいのに、食べ物の食べ方のせいで、
心が弱くなってしまっている人を救いたいという溝口徹先生の思いが詰まっています。

 

 

さて、この本をベースに、
低血糖症について書いていきます。

 

 

この低血糖症の症状を引き起こす原因の1つが、
「腸の荒れ」です。

 

 

グルテンフリーによって、私たちの体調が安定したり、
心身の安定がはかれる、と前回の記事で書きました。

 

グルテンフリーの話

 

 

 

グルテンフリーにすることで、「腸」を整えると、
体調がぐんと良くなるというのは、この自分でも把握していなかった低血糖症が改善された。

 

 

という可能性があるんですね。

 

 

 

では、低血糖症を防ぐにはまずどうしたらいいのか?

 

 

まずは、急激に血糖値をあげる食べ物をできるだけ避ける、ということが必要ですね。

 

GI値が70以下のものをできるだけ食べる、ということを意識してください。

 

簡単ではありますが、メジャーな食べ物のGI値をあげていきます。

 

ブドウ糖を100とした時の血糖値を上げやすい、上げにくい食品の一覧です。

 

  • 白い砂糖 110
  • アメ・キャンディ 108
  • 黒砂糖 99
  • 菓子パン 95
  • チョコレート 91
  • 食パン 91
  • ジャガイモ 90
  • はちみつ 88
  • 餅 85
  • 精製された白米 84
  • うどん 80
  • 胚芽米 70
  • トウモロコシ 70
  • そうめん 68
  • スパゲティ 65
  • そば 59
  • バナナ 55
  • 肉全般 45〜49
  • 魚全般 40前後
  • 納豆 42
  • チーズ 35
  • 卵 30
  • トマト 30
  • キュウリ 25
  • ヨーグルト 25

 

という形で、70以下を基準に選んでください。

 

ただし、お米をゼロにするのはかなり厳しいと思います。

 

なので、ポイントとしては、
夜ご飯に、白米を食べないようにして、お肉や魚にしましょう。

 

私の場合は、コンビニに頼ることも多いので、「サラダチキン」を食べたりしています。

 

 

 

 

サラダチキンは、優秀ですよ。

 

 

このGI値は、ネット上のものではなく、
できるだけ医療従事者による書籍のデータを参考にしましょう。

 

または、医療従事者の書籍を参考にしたデータを参考にしてください。
私のこれも、溝口徹先生のものを参考にしています。

 

 

こうやって、急激に血糖値が上がり、インスリンが過剰に出る状態を防ぎましょう。

 

そして、小麦を使ったものをできるだけ避け、
腸がダメージを負ってしまう機会をできるだけ回避しましょう。

 

 

現代の食生活へ便利になった分だけ、
私たちのリスクも高まっています。

 

 

これは、大企業が私たちへの健康被害を隠して、一儲けしている。
というような陰謀じみた話ではありません。

 

栄養がいっぱいつまった飽食の時代で、
栄養が足りない時代ではなく、何かの栄養を過剰に摂ってしまう時代になって、
様々な弊害が出ることがわかってきた、ということなんですね。

 

ちなみに、2008年には、国会で低血糖症の問題が取り上げられたこともあり、
うつ病を助長する可能性があることも指摘されています。

 

 

それほど、低血糖症が、人間の生活を脅かす国家的な問題であることが、認識されてきているんですね。

 

 

2010年以降、発達障害の症状が治るのではないか?
発達障害の症状が改善できるのではないか?

 

こういった本が徐々に出てきているのですが、
それは、現代の食生活が、発達障害(ADHD・アスペルガー症候群/自閉症スペクトラム障害)を、
引き起こしている可能性があるからなんですね。

 

 

原因があるなら、そこをきちんと補ってあげれば、
発達障害を改善することができる。

 

 

そういうことなんだと思います。

 

 

 

最後に、低血糖症を防ぐ即効性のある方法はあるのか?

 

 

GI値を気にするのも分かった。
日々の体調不良の原因が低血糖症にあるのもかもしれない。
それもわかった。

 

 

じゃあ、どうすればいいの?

 

 

答えは、肉を食う、です。

 

 

から揚げやとり天などの揚げ物は、
衣に小麦が入っている可能性があります。

 

また、つくねやハンバーグといった練り物も小麦が入っている可能性があります。

 

 

なので、塩で食べる焼き肉、塩で食べる焼き鳥、を意識してみてください。

 

自宅で焼き肉をすれば、お店に行くほどお金はかかりませんし、
それが高いなら、コンビニのサラダチキンで構いません。

 

 

そして、インスタントラーメンとスナック菓子をやめる、です。

 

インスタントラーメンやスナック菓子は、
身体の栄養を壊すと言われています。

 

 

油でからっと揚げてある系のお菓子は、食べないようにしましょう。

 

特に、レバーなどは、鉄分も取れるので、
出来れば食べるようにしましょう。

 

 

それが、無理なら、鉄と亜鉛の入っているサプリメントを摂取する、ということもできます。

 

 

最近は焼き鳥の塩っていうのが、冷凍で売られていたりするので、
意識すると、割と手に入れることができます。

 

 

また、なべ物や煮物でも、鶏肉や豚肉は合いますから、
そういったものと一緒に食べるのもいいですね。

 

 

ただ、夜ご飯として鍋を食べるときに、うどんやラーメンを食べてしまうと、
グルテンを摂取してしまうので気をつけてください。

 

 

どうしても、うどん、ラーメンが食べたい方は、
小麦不使用の米粉のものを使うか、玄米を使って雑炊にしてみてください。

 

 

あまり、美味しくはないかもしれませんが・・・・

 

 

朝、菓子パンとジュースをやめて、ご飯とお味噌汁にする。

 

夜の白ご飯をやめて、肉か魚だけにして、動物性のタンパク質の摂れるものを食べる。

 

これだけでも変わります。

 

 

以上、発達障害の改善のために、グルテンフリーと同時に気をつけたい、低血糖症の話でした。

 

 

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