管理人からのお知らせ

意外に知られていない発達障害を引き起こす3つの要因!

意外に知られていない!?

発達障害を引き起こす3つの要因

 

〜この3つに気をつけるだけで、もしかしたら、発達障害が改善できるかもしれません〜

 

 

 

発達障害になる3つの原因

 

 

 

食事の問題

 

グルテンとカゼイン

 

 

私のいる塾でも、発達障害だと診断されたお子さん、発達障害の疑いがあるのではないか?とご両親が思っているお子さん、が増えてきました。

 

そういうご相談があったときに、まず私が提案するのが、
グルテンフリーとカゼインフリーです。

 

グルテンとカゼインを摂らないようにする、ということですね。

 

もっとわかりやすく言うと、パン、うどん、ラーメン、ピザ、たこ焼き、お好み焼き、そして、牛乳を食べるのをやめてください。

 

ということです。

 

現在、発達障害のお子さんが増えている背景に、
公立小学校、中学校の宿題の成績にあたえる影響が増えているということがあります。

 

診断を受けようと思う人が増えているんですね。

 

まず、公立の小学校ですが、
昔は、1日ごとに宿題が出て、先生が厳しくチェックをしていました。

 

発達障害を持っているお子さんでも、毎日のルーティンになるので、
宿題を忘れる、ということがそこまでひどくありませんでした。

 

忘れても、1日のことなので、ちょっと残ってやればリカバリーができたんですね。

 

それに対して、今は、進度別クラス(習熟度別クラスなどと言ったりもします)になったり、理数系の特別な教科は、担任の先生以外が担当したり、小学校中学校連携ということで、いくつかの教科だけ、中学校の先生が担当したりしています。

 

つまり、宿題の出され方が、不定期・不規則になり、対応できない子が増えているんです。
お父さん、お母さん方は、「この子、宿題が出せないんです」と、宿題を出せないという現象を1面的にしか見ていないんですが、昔より、宿題を出すことが難しくなっています。

 

昔はほとんどの宿題を担任の先生が一括で管理してくれていたために、宿題を忘れてもすぐに指摘がありました。

 

でも、複数の先生が宿題を管理して、1週間後に提出、といった宿題も複数出るために、
宿題を出せない子が、昔よりも増えています。
(もちろん、地域によって学校の取り組みは違うので、地域差はあります)

 

そこで、発達障害ではないか?
と疑われるお子さんが増え、結果として、そう診断される子が増えるんですね。

 

また、公立の中学校でも、宿題が増えています。
春休みと言えば、唯一、宿題のない長期休みだった時代もありましたね。

 

 

いまや、そんな時代ではなく、テスト前、各長期休みには、必ず大量の宿題が出ます。

 

 

そして、例え、定期テストが70点ほどとれていても、宿題を忘れていると、
5段階の「2」がつくことも珍しくありません。

 

テストが取れているからと、安心していたら、成績は5段階の「2」。
慌てて学校に行くと、生活態度が良くないことがわかり、発達障害の専門機関を受診する。

 

こんなケースも増えています。

 

後は、授業中に静かにできない、とかですね。

 

昔は、中学校といえば、相対評価でしたので、学校の規模に応じて、5がつく人、4がつく人の数が決まっていて、自動的に定期テストの点数によって、成績が決まっていました。

 

 

それに対して、今は、絶対評価の時代で、先生の評価によって、5がついたり、4がついたりします。

 

つまり、極端にいえば、全員に5段階の「5」がつく可能性もある、ということです。

 

ただし、絶対評価の場合、なぜその評価をしたのか、という理由が求められます。

 

 

なので、真面目に授業を受けていれば、その部分を評価され、成績が上がりやすくなるいっぽうで、授業中の私語、立ち歩きは記録され、減点される材料になります。

 

このために、テストはとれているのに、成績が低い、という状態がよく出てきます。

 

発達障害のお子さんの場合だと、集中力がなかったり、多動性がきつく出るので、より授業中の減点が多くなるんですね。

 

 

そのために、発達障害ではないか?

 

 

と疑われるケース、気づかれるケースが増えるんです。

 

塾でも、もちろん、こういったケースの相談があります。

 

その場合に、私がまず行うのが、日常的に食べているものの調査です。

 

発達障害のお子さん、発達障害の疑いのあるお子さん、
共通しているのが、普段食べているものがおかしい、ということです。

 

 

例えば、普段は大人しい子なのですが、言葉づかいが悪くて、先生を怒らせたり、急に授業中立ち上がって、空調機をいじったり、宿題がなかなか出せない男の子がいました。

 

 

アスペルガー症候群の疑いがあると、小学校の先生に指摘されたそうです。

 

私も見ていて、発達障害だと診断される自閉症の症状がいくつも出ていると感じました。

 

お母さんに食生活を尋ねると、
お腹をすぐにすかすので、毎日、食パン3枚を、朝昼晩のご飯以外に与えていたそうです。

 

食パンとチーズも味を変えるために塗ったりするので、
食パンのグルテンとバター(ただ、バターはカゼインがほとんど含まれないという話もあります)に含まれるカゼインと大量に摂取していたことがわかりました。

 

また、中学校1年生の時に、いじめにあい半年、学校に行けなかったこともわかり、いじめられた理由なども、塾にいた同じ学年の子に聞いてみました。

 

その子の奇妙な行動はもちろん、
答えは、「臭いねん」という意外なものでした。

 

ですが、グルテンとカゼインの作用を知っているひとであれば、自閉症の症状だけでなく、彼の体臭がまわりにとって、不快なものになった理由もわかると思います。

 

 

このグルテンは、小麦や大麦の食品に多く含まれ、腸に悪さをして、腸の能力を低下させる働きがあることがわかっています。

 

腸の能力が低下すると、栄養の吸収はもちろん、体臭などにも、悪影響が出てきます。

 

一部の一流のアスリートなどが、グルテンを食べ物から除去して、一流の成果をあげたということがたびたびニュースになっていますが、腸にダメージを与えていいことなんて、1つもないんですね。

 

 

どうしてグルテンが体に悪いのか?
どうしてグルテンを摂ると発達障害の症状が出るのか?

 

 

それは、グルテンによって腸の働きが低下すると、体内に吸収されるべき栄養が不足するからです。

 

腸というのは、人間の内臓としてはとても長いものですよね。

 

なぜ、長いかというと栄養を吸収していくためです。

 

 

でも、この栄養を吸収する大事な器官が、グルテンによってダメージを受けているなら。

 

体内の栄養、特に、脳にいくはずの栄養が足りず、脳の成長が阻害されたり、
体の成長や、部分的な心身の発達に問題を発生させます。
最近の子どもは、けがをしやすいという話を聞いたことがありませんか?

 

また、最近の子どもは、変に細すぎる、という話を聞いたことがあるかもしれません。

 

それには理由があるんです。

 

 

グルテンによって、腸が弱っていると、上手く栄養が吸収されず、
カロリーは足りているのに、ずっと、体の中は栄養不足が続いていくんです。

 

 

発達障害は、体や脳の発達がアンバランスになると、きつい症状になって表面にでてきます。

 

 

発達障害の研究の第一人者である星野仁彦先生は、その著書の中で、
何度も、発達障害は、発達アンバランス症候群だと書いています。

 

つまり、専門家が、発達のアンバランスさが、発達障害の正体だとしているんですね。

 

そして、そのアンバランスさを引き起こしてしまう原因が、グルテンなんです。

 

だから、グルテン摂取量を控えるだけでも、発達障害の症状が緩和します。
それは、牛乳などに含まれるカゼインも同じです。

 

インターネットで検索をかけてもらえればわかりますが、
牛乳を飲まなくなっただけで、発達障害の症状が改善された人というのはいます。

 

それも、少なくない数で。

 

グルテンとカゼインは、人間の身体におよぼす作用は少し違います。

 

しかし、この本では、それを明らかにすることが大事なのではなく、
パンやうどんに含まれるグルテン、牛乳、乳製品に含まれるカゼインを、
摂取しないだけで、発達障害の症状が改善された、という事実が大事です。

 

身体に良くない食品を減らす。
たった、これだけで、発達障害が改善する可能性がある。

 

それを知っておいてください。

 

 

砂糖を減らす

 

 

 

砂糖と発達障害の関係も根深いものがあります。

 

例えば、授業中の私語を中学校3年間ずーっと、注意されてきた女の子がいました。
ADHDの症状が見られ、体は細く、顔はいつも湿疹が出てしまい、マスクを取ることができませんでした。

 

彼女に話を聞くと、体がしゃべりたくなっちゃう、ということでした。

 

そして、その子の食生活を聞くと、
朝は、菓子パンにジュース。家に帰っても、炭酸飲料、普通のジュースが2〜3種類常備してあり、学校から帰ってきたときと、お風呂上りには確実に飲んでいる。

 

授業中はしゃべりたくなるか、眠たくて寝てしまうか、という状態。

 

塾でも寝てしまう。

 

そんな状態でした。

 

私はただちにお母さんと面談し、朝は、ご飯と味噌汁、余力があれば副菜。
ジュースはすべて捨ててもらい、ミネラルウォーターか、カフェインのない麦茶にしてもらいました。

 

3か月後、彼女はマスクをしなくてもよくなり、授業態度も改善。

 

話しかけられたら、付き合いで授業中しゃべってしまうことはありますが、
しゃべりたいという気持ちをコントロールできるようになったと話してくれました。

 

この女の子の場合、
砂糖そのものがダメなのではなく、ジュースなどによる過剰摂取が、問題です。

 

 

 

砂糖を摂りすぎると、低血糖症という問題を引き起こします。

 

 

これは、砂糖を摂りすぎると、体が摂りすぎた糖分を排除するために、インスリンを過剰に出してしまい、結果として、糖分が体に足りない状態を引き起こす低血糖という状態になります。

 

糖分は良く知られているとおり、脳の力になるものですから、
低血糖になれば、脳の成長は阻害されます。

 

 

脳に栄養が足りない状態ですから、眠くなってしまったり、
集中できずに、外からの刺激にすぐに反応してしまったり、つまり、それが、授業中にしゃべってしまう、という状態をつくってしまうんですね。

 

缶コーヒーをやめたら、うつが改善された、というような話も聞きます。

 

 

ジュースには、たくさんの砂糖が入っており、それにプラスして、お菓子や普通に食べる食事からも、砂糖を摂ってしまうと、砂糖の過剰摂取になります。

 

 

ジュースやお菓子からの砂糖の摂取を減らすだけでも、発達障害の症状が改善する可能性はあるんです。

 

 

この普段食べているものに気をつける。

 

 

これが発達障害の症状が出てしまう1つの原因です。

 

 

睡眠の障害

 

 

 

発達障害のお子さんは、睡眠が下手です。

 

本人も下手ですし、お父さん、お母さんが、睡眠のきちんとした習慣をつくっていないケースも多いです。

 

 

睡眠負債、という言葉が最近注目を浴びていますが、これには理由があります。

 

基本的に睡眠は寝だめができないことがわかっており、
睡眠不足は、負債として体に蓄積されるということがわかっています。

 

 

すでに、医学的な研究でも、
睡眠不足の続く人よりも、きちんと6時間、7時間寝る人の方が、
病気になりにくく、長寿であることがわかっていますよね。

 

 

では、睡眠不足がなぜ、発達障害の原因になるのか、説明していきます。

 

 

まず、睡眠不足は、腸の環境を悪化させます。

 

 

もちろん、良くない状態に変化させます。

 

また、その状態になると、研究によって、過食を招くこともわかっています。

 

腸は、脳に栄養を与える、という重要な役割のある器官です。

 

ここの能力が低下してしまうと、脳に大きな影響を与えてしまいます。

 

睡眠不足になると、いらいらしたり、疲れやすくなったり、集中力がなくなったり、そういうことをあなたも感じたことがあると思います。

 

それは皆さん知っているんですが、睡眠不足が続いたら、1日、長く寝ればいいと思っている人が多いんですね。

 

ですが、基本的に、睡眠不足は負債になります。

 

例えば、毎日、30分、睡眠不足が続くだけでも、
1ヶ月で、30分×30日分の睡眠不足が借金となって体に残ります。

 

トータル15時間の睡眠負債となりますので、約2日、徹夜したダメージが脳に残るんですね。

 

 

それが、1年続けば、24日分、ということになります。

 

24日、徹夜したダメージが身体に残っていきます。

 

では、このダメージとは何なのか?

 

 

それは、脳に溜まる脳の老廃棄物なんですね。

 

脳は、直接骨が包んでいるわけではなく、
「脳脊髄液」という液体につつまれています。

 

だから、少々頭を打っても、脳が骨にぶつかり損傷するというのを防ぐことができます。

 

この「脳脊髄液」は、150CCほどだと言われていますが、
1日に、600CC入れ替わることもわかっています。

 

つまり、ここに、脳の老廃棄物が捨てられて、入れ替わるんですね。

 

この作業は、常に行われていますが、寝ているときが最も行われます。

 

脳は、常に活動しており、
身体にいろんな指示を送っています。

 

車を想像してもらえば、わかりやすいですが、
車は走れば、排気ガスという廃棄物が出てきます。

 

それを、排出しないと走れません。

 

脳も同じです。
高い能力を維持すれば、どうしても廃棄物が出てきます。

 

そして、その廃棄物は、睡眠をとっている間に外に出す、というのが、
人間の脳のリズムです。

 

 

廃棄物がきちんと捨てられることで、脳の正常な発達が約束されるんですね。

 

 

どうしても授業中に眠くなってしまったり、
集中力がなくうろうろしたり、
聞いているようでぼーっとしていたり、

 

そういう症状が見られるお子さんの多くは、睡眠が下手です。

 

睡眠が下手、というのは、この脳が生む廃棄物が上手く処理できていない、という状態です。

 

 

だから、疲れやすかったり、イライラしてしまったり、
朝、起きるのが苦手だったりします。

 

 

うつ病になってしまった方がよく、
「急に何も考えられなくなった」と言いますが、
それも、この脳の老廃物が関係します。

 

 

ある程度は脳の中に溜めておけますが、
その溜め池がいっぱいになったら、それはなんらかの精神疾患として、表に出てくるんですね。

 

 

睡眠不足は、この老廃棄物を脳にためてしまいます。

 

 

睡眠負債とは、老廃棄物が、脳に溜まってしまい、
脳の正常な働きや発達ができない状態になっている。

 

 

そういうことなんですね。

 

 

例えば、いい意味でもわるい意味でも有名なホリエモンさんですが、
ホリエモンさんは、自身の高いパフォーマンスを維持するのに、無理なら7時間、
できれば、8時間の睡眠をとる、ということをその著書の中で、よく言われています。

 

 

睡眠の大切さを、トップビジネスパーソンである彼はわかっているんですね。

 

 

睡眠に関する本がたくさん出ていて、
私もたくさんの本を読みましたが、何時に寝るか、カフェインを何時にとらないか、よりも、まずは、十分な睡眠を確保する、まずは、これが大切です。

 

 

世代別の睡眠時間だと、

 

小学校低学年で10時間半
小学校高学年で、9時間半
中学生で8時間。
高校生で7時間。
それ以上の年代も、やはりベストは7時間だと言われます。

 

ですが、これは、平均であり、人によっては、もう少し寝た方がいい場合もあります。

 

 

私がインフルエンザの予防接種などで行く病院には、
「横綱の白鵬さんは、12時間寝るそうですよ!」とでかでかと貼ってあります。

 

激しい運動をする場合などは、
通常よりも長く寝る必要があるのだと思います。
でも、睡眠の問題は根深く、じゃあ、早く寝なさいと言われて、早く寝られるのか?

 

 

睡眠のリズムが壊れている人、睡眠のリズムがくるっているお子さんの場合、
寝ろと言って、すぐには寝られないと思います。

 

 

寝やすくするための方法を、いくつか紹介しますね。

 

 

まずは、上記、グルテン、カゼイン、砂糖(の摂りすぎに注意する)をできるだけ、
摂らないようにすること、なんです。

 

腸の状態がよくなると、自然に眠れるようになるのが人間です。

 

このように、まずは、食べるものに注意して、腸の環境をととのえてあげる。

 

そこに意識をむけてください。
身体が良い状態になれば、自然と眠れるサイクルもつくれるようになります。

 

 

次に、陽の光を浴びる、ということです。

 

 

私は、カーテンを開けて寝るようにしています。

 

 

朝、寝ていても、自然と陽の光を浴びれるようにするためです。

 

 

それから、職場でも夕方の光を浴びるようにしています。

 

 

陽の光が相対的に浴びにくい、日本海側の人の方が、うつになりやすい、というような話もあったりします。

 

日本海側のほうが自殺者が多いという話もありますよね。

 

これには、1つの説があります。
セロトニンという脳内物質です。

 

 

このセロトニンは、陽の光を浴びるとつくられます。

 

セロトニンは心身の安定や安らぎに関係するといわれるホルモン。
別名、「幸せホルモン」などと呼ばれるほど、心の安定には欠かせない物質です。

 

 

心が安定すると、
夜も眠りやすくなりますし、夜に眠くなるという体のリズムも整いやすくなります。

 

 

だから、陽の光をできるだけ浴びる。

 

 

これが、大切なんですね。

 

 

それから、今、注目されているのが、「瞑想」です。

 

 

発達障害のお子さんは、心の雑念が非常に多いです。

 

だから、心の安定とストレスを軽減させる「瞑想」は、ぜひとも手に入れておきたいスキルです。

 

「瞑想」と書くと、大げさになりますが、やり方はいたって簡単。

 

まず、椅子でも、ベッドでもいいので、
座れるものに、座ります。

 

 

目を閉じ、鼻から息を吸って、口から息を吐きます。

 

その時に、意識を息をすることに集中させます。

 

息を吸う時には、「吸っている、吸っている」と意識を集中させて、
息を吐く時には、「吐いている、吐いている」と意識を集中させてください。

 

そうやって、雑念が入らないようにします。

 

できるだけ部屋を暗くしてやると、自然にあくびが出てきます。

 

何回か、あくびが出てくるようになったら、布団に入るようにしてください。

 

 

他にも、こんなテクニックもあります。

 

 

眠る前に、白湯を飲む。

 

耳の上を揉む。眠くなるツボになります。

 

小指の爪の少し下あたりを揉む。これも、ストレス解消のツボです。

 

布団で大の字になり、思い切り伸ばす。

 

スマホなどのデジタル機器は布団の近くに置かない。

 

 

といったテクニックです。

 

 

小さなことですが、こういったことを意識して、
同じ時間に、眠れるようにリズムを整えていく。

 

 

これが大切です。

 

 

発達障害の症状があったり、
発達障害のお子さんで困っている、
そういう人の場合、ほとんどが睡眠をきちんととれていません。

 

睡眠が十分とれていないと、腸の能力が低下します。
睡眠が十分とれていないと、老廃棄物が脳に溜まります。

 

その2つとも、脳の正常の発達を阻害します。

 

睡眠をきちんととること。

 

これも、発達障害の症状の改善に大切ですし、
発達障害を引き起こす要因に、睡眠不足があげられるんです。

 

 

 

家族との関係

 

 

私の運営するサイトでも紹介させていただいていますが、
子どもの脳を傷つける親たち』(著・友田明美 NHK出版 発行2017年8月10日)

 

 

 

という本があります。

 

簡単に言うと、お父さん、お母さんの子どもへの不適切な言葉遣いや、養育・教育の在り方によって、子どもの脳が変形してしまうことが科学的にわかった、という本です。

 

MRIを使って、実際に、脳の画像を見ることで、
子どもの脳が変形していることが突き止められました。

 

 

全国にあり、
あなたの地域にある発達障害支援センターのホームページを見てみてください。

 

ほとんどのセンターで、
発達障害の本人だけではなく、その本人の一番そばにいる人、その本人を育てている人、
どうやって育ってきたかが一番わかる人と一緒に相談を受けるようにすすめられています。

 

 

発達障害は、本人だけの問題ではない。

 

 

 

これは、すでに、広く知られていることなんですね。

 

 

発達障害本人に支援を行っても、意味がなかったり、効果が薄かったりします。

 

 

それは、発達障害支援センターの以前からの取り組みでもわかりますし、
実際に、紹介させていただいた本の中でも、事実として確認されました。

 

 

発達障害は、本人だけの問題ではなく、本人が接するお父さん、お母さんにも、問題がある場合があるんですね。

 

 

お母さんとの関係が良くない小学校6年生の女の子がいました。
中学受験を目指しているお子さんで、普通に賢いお子さんでした。

 

ただ、塾では力を発揮できますが、家に帰ってしまうとストレスが溜まるらしく、
日によっては、受験で力を発揮できない時がありました。

 

合格点は取れていたものの、
別の塾に行っていた近所の子に、点数で負けてしまって、
そのことで、ずーっと、お母さんにネチネチ言われたそうです。

 

「何のために塾に行っていたの?」
「本当に塾で勉強しているの?」
「サボったり、隠れて漫画読んでるんじゃないの?」

 

と、1つ失敗すると、ずっとそのことを言われます。

 

小学校6年生の女の子ですが、
スカートでもあぐらで座ったり、
年上の塾生についていって、家の前まで行ってしまったり、
普通の小学校6年生の女の子にすると、ちょっと幼かったり、変わった行動を取る場合がたくさんありました。

 

落ち着きもありませんし、私や知っている人がしゃべりだすと、じっとしていられず、
自習室の奥にいても、必ず動き出して、私や知っている人のところまで動いてしまいます。

 

 

他にも、発達障害や発達障害だと疑われているお子さんの多くが、
親御さんとの関係が、思春期の反抗期で片づけられないくらい悪い場合が多いです。

 

 

そして、言葉だけではありません。

 

親御さんの勝手なルールや、気づかいのなさによって、
お子さんに悪影響を与えている場合もあるんですね。

 

例えば、暗記するのが苦手で、感情のコントロールな苦手な中学3年生の男の子がいました。その子は、スマホのゲームが好きで、深夜1時、2時まで起きていることも多かったんです。

 

けれど、お父さん、お母さんが自分たちのリズムを崩したくないからと、
絶対に、朝の6時に彼を起こして、朝ご飯を食べさせていました。

 

 

これにより、普通に睡眠不足が続いていました。

 

 

精神的にも幼い面があり、学校の先生を傷つけたこともありました。

 

 

彼の服には常に、たばこのにおいがついており、
おそらく、彼は長い間、副流煙を吸っていたと考えられます。

 

 

身体は立派ではありますが、
前日にやった勉強の内容が、ゼロになっていることも少なくなく、
明らかに、学習面で脳になんらかのダメージがあるようでした。

 

 

親の養育によって、子どもが発達障害、もしくは、それに近い症状を引き起こすのは、
あり得ることなんですね。

 

 

お父さんやお母さんが、子育て教室や、
発達障害支援センターでサポートを受けたり、勉強をしたり、
他のご家庭の子育てや、プロの子育てを学ぶことで防げることなんですね。

 

今は、行政がいろんなサービス、勉強会を開いてくれていますので、
無料でも受けることが可能です。

 

 

星野仁彦先生の本でも、
星野先生が見る発達障害のお子さんのケースは、
親が独特なルールで子育てをしていて、それに気がつかず、お子さんの発達障害を悪化させているケースがよく紹介されます。

 

 

食べさせるもの、睡眠のとらせ方、これらも、お父さん、お母さんの影響がとても大きいです。

 

 

普段の食べるもの、普段の生活、普段の親御さんとの生活、これらが、密接に発達障害と結びついているんですね。

 

 

発達障害を何とかしたい、何とか良くなってほしい、そう考えているなら、
病院に行くのと同時に、この3つのことを意識していただけたらと思います。

 

 

それだけで、人によっては劇的に症状が改善されるケースもあります。

 

 

ぜひ、参考にしてみてください。

管理人からのお知らせ