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ADDの特徴とは?

ADDという場合もある。そのADDの特徴とは?

 

近年、発達障害で悩む人が増え、
また、ADHDやアスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)という言葉が出始めました、
同時に、ADHDの中でも、衝動性や多動性はなくても、実は、不注意の部分が強調され、生きづらさを感じている人がいるんです。

 

 

 

ADDとは、言ってしまえば、
多動性のないADHDのことです。

 

多動性がなくなる理由は定かではありません。

 

もともと、多動性の症状がない場合や、
自分で自覚し、ここは動かない方がいいと学習している場合(特に、早い段階で厳しい先生に当たるなど)に、
多動性が治まるのではないか?と言われているようです。

 

基本的に、当サイト管理人は、
発達障害は、誰しもが持っているものと考えているので、
もともと、多動がなかったり、途中で気づいたり、両方あり得ると思っています。

 

 

 

そんな、ADDは、どんな問題が起こってくるのでしょうか?

 

  • 気分にむらがある
  • 予定を詰め込みすぎる
  • 最後まで物事をやり通すのが苦手
  • ものをよくなくす
  • 忘れ物が多い
  • 整理整頓ができない

 

 

また、不安障害を持ちやすく、
常に不安そうで、何かに怯えている、ようにも見えます。

 

実際、私が出会ったADDと思えるお子さんたちは、
忘れ物や、提出物の期限が守れなかったり、
いつかはバレることを、必死で隠そうとして、最後の最後で、
教師や親に怒られるというパターンをたくさん見てきました。

 

最後の最後に怒られることが多く、
自分は怒られる人、という不安がどうしてもつきまとうのかもしれません。

 

 

 

 

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ADDは6つのタイプに分けられるとされます。

多動性や衝動性から、早い段階で発見されるADHDと異なり、
場合によっては、「グレー」判定され、発達障害の診断からはみ出されることも多いADD。

 

真面目そう、大人しそう、の期待に反して、
「できて当たり前」とされることができないことが往々にして多く、
社会的に認められず、ADDのほうが、うつなど精神的に病んでしまう人が多いのではないか?と今は考えられています。

 

また、すべてできないのではなく、
忘れ物が多かったり、遅刻が多かったり、ある一部のことに「抜け」が多いので、
それが許容されない場所だと、大人しい性格から、まわりに責められることも少なくありません。

 

 

ADDは、ADHDやアスペルガー症候群よりも、注意深く見ていく必要がる、そう管理人は思っています。

 

 

そんなADDは、今、6つのタイプに分けられています。

 

 

典型的ADD
不注意型ADD
過集中型ADD
側頭葉型ADD
辺縁系型ADD
「火の輪」型ADD

 

この6つです。

 

名前を覚えることに特に意味はありませんが、
この6つに関して、知識のある精神科医に見てもらう必要があります。

 

では、1つ1つの特徴を確認していきます。

 

 

典型的ADD

 

典型的なADDの形で、
ADHDの多動性がなくなったもの、と考えることができます。

 

  • すぐに集中力がなくなる。
  • 整理整頓が苦手。
  • 1つの仕事、1つの問題をやり切るのが遅い。
  • 忘れ物が多い。
  • モノをよくなくす。

 

この典型的ADDは、
「育てにくい」子供、と言われます。

 

泣くときには狂ったように泣き、
普通の子どもが好きな「あやし」はあまり通用せず、
小学校、中学校になっても、教科によっていい点、悪い点が分かれ、
自分の子どもながらつかみどころがないのが特徴です。

 

その分、発達障害かも?と発見が早いのも特徴といわれます。

 

不注意型ADD

 

ADDの中で二番目に多いとされています。
ですが、普通(とされる)人たちでもよく起こるようなことが多く、なかなか判断しづらいんです。

 

  • 整理整頓が苦手。
  • 集中力が続かない。
  • なくしものが多い。
  • うっかりミスが多い。
  • 空想にふけっている。
  • 動きが鈍く、やる気がないように見える。
  • よくぼんやりしている。

 

という症状がみられるとされています。
このように、当てはめようと思えば、誰にでも当てはまり、
また、誰かに迷惑をかけないために、問題になることも少なくありません。
その分、ひっそりと、本人だけは傷ついたり、悩んだりしていることも多いそうです。
女児に多く、管理人の感覚では、女の子で不登校になるのはこのタイプでは?と思っています。

 

過集中型ADD

 

このタイプは、ADDの基本的な症状を持ったうえで、
まわりに迷惑な存在と認識されることが多いタイプです。

 

悪気はないのですが、最後まで、何かをやり遂げてからではないと、
次のことにうつれず、たとえ、ちょっとした「おしゃべり」であっても、最後までしないと気が済まないタイプ。

 

ただし、それが公的な場所やそういった行動をしてはいけない場所であっても、やめられないというタイプです。

 

  • 必要以上に、心配ごとをする。
  • 人の意見を素直に聞かず、理屈っぽく反論したりする。
  • いけないことだとわかっているのに、繰り返す行動がある。
  • (授業中のおしゃべりや、立ち歩き)
  • 自分の決まったパターンを守りたい。
  • 自分がやろうと思ったことを、途中で切り上げるのが難しい。

 

まわりからすると、底抜けの「バカ」という烙印を押されることもあります。
中学2年、3年になって、授業中にじっとできない、立ち歩いてしまう、と教師に報告されたら、このタイプかもしれません。

 

側頭葉型ADD

 

ADDの基本的な症状に加えて、行動する上で多数の問題を抱えている場合があります。

 

  • ちょっとしたことでキレる。ただし、いつもではなかったりする。(同じ状況でもキレたり、キレなかったりする)
  • 人の言葉を悪い方に解釈する傾向にある。
  • 急にぼーっとしたり、混乱したりする。
  • 神経質で、ものごとを悪い方に捉えがちで、そういう妄想をよくする。
  • 普段に比べて、理解力、記憶力が落ちるときがある。

 

このタイプは、LD(学習障害)も併発している場合が多く、
漢字のミスや、いつまでも、中学校1年レベルの計算でつまづくなら、この場合を疑う必要があります。
治療が難しく、いくつかの病院をまわる覚悟が必要です。

 

辺縁系型ADD

 

このタイプは、基本的なADD症状に加えて、

 

 

  • いつも不機嫌(に見える)
  • マイナス思考(アドバイスを前向きに受け入れない)
  • やる気がない(ように見える)
  • ちょっとしたことでイライラする
  • 孤立している、よく、1人でいる

 

好きで落ち込んでいたり、マイナス思考なのではなく、
プラス思考をつかさどる脳の働きが弱いとされています。

 

マイナス思考で、イライラしがちなので、
人は寄り付かず、孤立したり、1人になったりしています。

 

火の輪型ADD

 

行動ではなく、この型のADDの人の脳の活動を見ると、
活動をしている部分が、脳をぐるりと取り囲んでいたことから、こう呼ばれます。

 

ADDの基本的な症状のほかに、

 

  • 攻撃的な言葉を吐く。
  • 音や光に敏感に反応する。
  • 気分のむらが激しい。
  • 融通が利かない。
  • 何をしたいのか、するのか、予想できない。
  • 早口になる。
  • いつもびくびくしている。

 

などの傾向がみられます。

 

こちらの場合、両親になまけているような姿を怒られると、
さらに悪化していく傾向にあるように思います。

 

この火の輪型のADDの人も多いように、管理人は感じています。

 

彼らに多いのは、「大事だよ」と人に言われても、
なぜか、信じません。

 

例えば、「テストにココが出ますよ」と学校の先生が言っていても、
塾の先生の方が好きな場合、塾の先生が「大事だよ」と言ったことを優先的に覚えます。

 

塾でやったことと、学校で点を取るために覚えておかないことの、
バランスが、中学校でも、高校でも取れない、という傾向があります。

 

 

 

いい専門医にかかるというのが一番の理想ですが、
それが難しい場合もあると思います。

 

重大なミスを犯す前に、
専門医に診断してもらうか、現在の都道府県が行っている支援センターに相談しておくことをおすすめします。

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