起立性調節障害の治し方について【管理人の考察】
起立性調節障害の治し方について【管理人の考察】
起立性調節障害の治し方について、です。
この障害について、
きちんと診断できる医師も不足しており、
さらに、起立性調節障害の治し方が確立しているわけではありません。
発達障害の治療と同じく、
A君には効いて、B君には効かないというような治療方法があると思われます。
起立性調節障害は、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くできない障害で、
おそらく、「発達障害の1つの症状の出方」であると私は考えています。
ネット上では、発達障害の子が、
起立性調節障害を発症することもあるという書かれ方が多いですが、
この起立性調節障害も、発達障害の1つのあらわれ方だと捉えると、考えやすいと思います。
起立性調節障害は、
朝、起きれなくて、夜になると元気になっていく。
不登校になりやすい。
他人に怠け者という印象を与えやすい。
といった特徴があります。
これは、発達障害を持っている人にも、当てはまる特徴です。
そして、この交感神経と副交感神経の切り替えにこそ、
発達障害の原因があるのでは?
その記事はこちらで書かせてもらいました。
という説もあります。
とにかく、起立性調節障害を治そうと思うと、
本人の「意志」の問題とは切り離して考えなくてはならないということです。
本人に治したいという自覚さえあれば、
早く目覚めたい、とか、
人と同じくらいになりたい、とか、
そういうことは求めないことです。
まずは、本人を責めないこと、
そして、自分のしつけが良くなかったのでは?とお父さん、お母さんが自分自身を責めないことを意識してください。
学校の遅刻なんて、たいしたことありません。
私の塾でも、遅刻100回以上、という生徒が何人かいましたが、
しっかり、高校に進学し、大学にも受かりました。
起立性調節障害にお子さんがなったとしたら、
それは、お子さんが、あなたたち夫婦に何かを伝えようとしているんです。
それは、子育ての仕方が悪い、ということではありません。
夫婦仲が悪くなっていたり、
お父さん、お母さんが何か隠し事をしていたり、
子どもを邪魔に思っていたり、
子どもが何か病気や発達障害を持った時、
それは、子どもが家庭の不穏な空気を潜在的に読み取り、それを伝えようとしているのだそうです。
風邪やインフルエンザは別ですが、
このサイトで紹介している発達障害や起立性調節障害のようなものは、
家族で考えていかなければならないものです。
お子さんや自身の起立性調節障害を治そうとする場合は、
対処療法的なものではなく、家族や自分の身の回りの環境や心理的な背景を見直すことが重要です。
そういった、社会心理的なアプローチもできるからこそ、
「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」を当サイトでは紹介しています。
そして、インターネット上でこのマニュアルが人気なのも、そのためです。
起立性調節障害の治し方
完璧な治し方があるわけではありませんが、
軽減させたり、人によっては、効果の高いと考えられる方法を紹介します。
1、朝日を浴びる
体の調節機能をまずは整える必要があります。
そのために、朝日を浴びる必要があります。
朝日を浴びると、体内にあるとされる体内時計がきちんとセットされ、
夜に眠くなり、朝きちんと目覚めるということができるようになります。
ただ、起立性調節障害の方は、朝苦手なために、
朝日を浴びるチャンスが少ないわけです。
そこで、1つの技が、
「カーテンを開けて眠る」です。
これは、私自身も毎日実践していますが、
これだけで、朝目覚めやすくなりますし、夜眠くなります。
ただし、日中も眠くなるので、
1分間ほど、目を閉じて仮眠をとるなどの対応は必要になってきます。
簡単なので、カーテンを開けて眠るっていうのは実践してみてください。
2、季節の野菜やフルーツを摂る
起立性調節障害や、発達障害といった、
心の問題とされるものを解決しようとすると、みなさん、病院に行って、安定剤をもらうといったことをしたがります。
それも、大事ですが、
季節の野菜やフルーツを、特に、生に近い状態で摂取してください。
特にフルーツはカットフルーツが、
セブンイレブンなどのコンビニで手軽に手に入るので、大変便利です。
フルーツや季節の野菜は、
腸に働きかけて、体のリズムを整えてくれます。
起立性調節障害を発症しているような子供は、
偏食が強く、お菓子が大好きで、あまりお父さん、お母さんがつくったものを食べていない傾向があります。
フルーツは高いですが、効果が高いので、
優先的に摂るようにしてください。
どのようなフルーツがいいかは、
このページで解説していますし、
「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」の特典としてもつけています。
3、家族の時間をつくる
起立性調節障害や発達障害が治らない理由は、
それを発症した本人が、「自分がダメだから、そんなことになるんだ」と思ってしまうことです。
「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」の作者の方も、
はじめにおっしゃっていますが、発達障害そのもので不幸になる人はほとんどいないということです。
それが一因で、自分を無限に責めてしまうから、蟻地獄から抜け出せないんです。
別に無理に励まさなくてもいいんです。
たこ焼きパーティーでも、
和食「さと」のさとしゃぶでも、
子どもがゲーム好きなら一緒にゲームをやってもいいです。
子どもが嫌がれば、夫婦だけで話し合ってもいいです。
とにかく、子どもにとって、
安心できる場所をつくる。
これが、一番大切なんです。
子どもにも、あなた自身にも、
完璧を求めないでください。
多少、できないことがあってもいい、
遅刻しても、学校を休んでしまう日があってもいい、
ちょっとおおらかに、気持ちを緩めて、
起立性調節障害のご本人と向き合ってみてください。