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ここまで、マインクラフトを触ってみて感じたこと。

ここまで、マインクラフトを触ってみて感じたこと。

 

 

発達障害の改善のためにいいとされるマインクラフト(PS4用)を、
しばらく遊んでみた、「発達障害の教科書」管理人・ひろあの感想を書いていきたいと思います。

 

 

まずは、思っていた以上に面白かったということ。

 

 

ただし、最初を乗り切らないと、
あまり、面白くないかもしれません。

 

 

発達障害の改善に、マインクラフトが活躍するのではないか?
というところをまとめていきたいと思います。

 

 

 

1、マインクラフトを通して親子の会話ができる。

 

 

 

私は以前、この記事で、
「光のお父さん」、という本を紹介しました。

 

 

 

 

それは、ゲームを通して、
父親と子どもが、親子の関係を再構築していく物語でした。

 

 

なぜ、親子の関係を再構築できたか。

 

 

それは、「対話」が生まれていたからです。

 

 

共通する話を、
親と子どもがすることで、そこに「対話」が生まれます。

 

また、記事にしたいと思いますが、
最近、私は、ツナさんのエッセイ漫画「旦那さまはアスペルガー」を読んでいます。

 

 

そこで、旦那さんのアキラさんが、
学校、社会で、上手く生きていく、もしくは、「怒られない」ために、
身につけていったマイルールが紹介されています。

 

 

いくつかの発達障害の本を読んでいくと、
発達障害の人は、発達障害そのもの、というよりも、
親子の中での関係、友達との関係、社会での人間関係、その中で苦しんだことを引きずり、
その経験が本人を苦しめている、ということがわかってきました。

 

 

家族の中でよく怒られたこと、注意されたこと、
それを引きずり、怒られないように、注意されないように自分で築き上げたマイルール。

 

そのルールを、社会で守ろうとすると、人間関係が上手くいかない。

 

そのせいで、苦しんでしまう。

 

発達障害の方の苦しみの中には、
発達障害の特性というよりも、家族・家庭の中で育ってしまった感性・その人の中のルールが、
足を引っ張ることがあるんです。

 

 

発達障害の方は、ご家族も発達障害である可能性が高く、
その家族でしか成立しないルール、その家族の独特な生活スタイルが、
子どもの感性の土台をつくり、その感性のせいで、まわりとのズレが生まれ、苦しむ。

 

 

ということがあります。

 

 

これを防ぐためには、
家族のルールの子どもへの押し付け、ではなく、
お子さんとの「対話」が必要なんだそうです。

 

 

マインクラフトで、親子間の「対話」を増やすというのは、
親の思いやお子さんの思いをお互いに分かり合うことができるので大切なんですね。

 

 

マインクラフトをするというのは、
お子さんにとってもいいことなんですが、
お父さん、お母さんが一緒にすることで、お互いの理解が深まるというプラスがあるんじゃないか。

 

 

私はそんな風に思います。

 

 

2、自分で調べ、自分で選び、自分で作る

 

 

 

 

マインクラフトの世界は、
普通のゲームのように、これをしなさい、あれをしなさい、
どこに行きなさい、ここに行きなさい、という指示はありません。

 

 

何をして、
何を作って、
どういう風に楽しむかは自分次第です。

 

 

マインクラフトを楽しんでいるお子さんは、
自分で調べて、自分で何を作りたいか決めて、自分で作ります。

 

 

それを繰り返す中で、
自分なりの工夫ができるようになっていきます。

 

 

特に、発達障害があるないにかかわらず、
インターネットを使いこなす、ネットリテラシーはこれからの必須スキルになります。

 

 

マインクラフトは、このネットリテラシーの技術も磨くチャンスになります。

 

 

特に、ヤフーやグーグルの検索エンジンを使いこなすには、
検索するキーワードのスキルがポイントになります。

 

 

例えば、マインクラフトで家を建てたいと思ったときに、

 

マインクラフト 家

 

と検索すると、マインクラフトでの家の作り方だけではなく、
つくられた後の家の外観だけが検索でヒットすることもあります。

 

 

だから、

 

マインクラフト 家 作り方

 

のように、複数のキーワードを使って、
自分が探したいものを探す必要が出てきます。

 

 

自分が探したいものを、
キーワードを使って、探していく。

 

 

これが、インターネットを使う必須スキルになっていきます。

 

自分が知っている言葉を使って、組み合わせて、
自分が知りたい情報を引き出す。

 

 

このスキルが大切なんですね。

 

 

検索エンジンを使って、検索するときも、
親子でコミュニケーションしながらやるとなおいいと思います。

 

 

3、一緒にルール作り

 

 

発達障害に関するポータルサイト「LITALICO」では、
マインクラフトにはまりすぎて、ゲームをやめてくれないお子さんのことが投稿されていました。

 

 

マインクラフトをやればわかりますが、
どんどんやりたいことが湧いてきます。

 

 

発想力が豊かな子ほど、
やりたいことがたくさんあって、やめられなくなります。

 

 

マインクラフトをやめることができないお子さんを見て、
時間も守れないダメな子、そんな風に思うかもしれません。

 

 

でも、見方を変えれば、
自分の世界に没頭できる力を持っている、想像力豊かな子、と見ることもできます。

 

 

そんな想像力を大事にしながら、
社会的に大切な、時間を守ったり、宿題を先にやってゲームをする、といったことを、
できるようにしていく。

 

 

そのためにも、マインクラフトを利用することができるんですね。

 

 

お父さん、お母さんも、
マインクラフトを一緒にすることで、
お子さんに合わせて、お父さん、お母さんも勉強してみませんか?

 

 

お子さんは宿題、
お父さん、お母さんは資格の勉強や家計簿など、
一緒に勉強をして、終わったら、ゲームをする。

 

 

そうやって、マインクラフトを通して、ルール作りや、
お互いの世界を共有していく。

 

 

そんな風にマインクラフトを利用することができるのでは?と思っています。

 

 

ほとんどのご家庭は、
お子さんが大人しくしてくれるから、ゲームならゲームを与えっぱなしっていうことが、
多いと思うんですね。

 

 

そうではなくて、
せっかく、マインクラフトをさせるなら、子どもの理解や、家でのルール作りを一緒にしていく。

 

 

そんな風に使うことができると思うんです。

 

 

確かに、テレビゲームは、
発達障害のお子さんの依存症を引き出し、引きこもりをつくるという一面が指摘されています。

 

 

でも、だからといって、
怖いからお子さんから遠ざけていたら、いざ、口が出しにくい年齢にお子さんがなったときに、困るかもしれません。

 

 

10歳くらいまでは、
ゲームさせずに来て、子どもが大きくなってから、彼らが勝手にお年玉などでゲームを買ったとき、
もう、ゲームを禁止することは難しくなると思います。

 

 

スマホ
プレイステーション4
ニンテンドースイッチ
ニンテンドー3DS

 

など、お子さんがゲームせずに過ごすには、
今は、ほとんど無理な状況です。

 

 

であれば、こちらから、一緒にゲームをするようにして、
お子さんが自分の生活をコントロールしながらゲームを楽しむようにしてあげる。

 

 

これが大切だと思います。

 

 

平和なゲームですし、
複雑な操作も必要ありませんので、一緒にゲームを楽しみ、
社会的なルールを一緒に作っていけるものだと思います。

 

 

以上、私が実際に、マインクラフトをしてみて、考えたことです。

 

 

 

 

参考にしてみてください。

 

 

 

 

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