私が実際に指導させていただいた例『小谷良太(仮名)』君の場合
【普通】以上になりたい!そう願った親子。『小谷君の場合』
終わってみれば、
2019年度の大学入試(私立大学)の倍率は4倍強。
理系はそこまで高くなっていないので、
文系平均でいえば5倍を超えると思います。
その中で、立命館大学(本命)をはじめ、
公募推薦でもおさえの龍谷大学、近畿大学、その他に合格してくれたのが小谷良太君(仮名)でした。
私が小谷親子に行ったのは、
メールサポートプロジェクトにあるマニュアルをきちんと実行すること。
受験料が心配だということなので、安いネット予備校を紹介し、それを補填する参考書を教えたこと。
何かったら相談してと伝えること。
の3つです。
驚いたのは小谷君のお母さんが本当にマニュアルを徹底してくれたことです。
できれば○○は食べないようにしてほしいとアドバイスさせていただいたんですが、
未開封のものも全部、家にあるものは捨ててくれました。
そして、朝は週3回で○○を食べさせてくれたそうです。
最初はきつかったと小谷君は受かった後の対談で語ってくれました(笑)
小谷君が発達障害と診断されたのは、高校1年生の時でした。
ADDという診断です。
コンサータを処方され、診断を受けてしばらくは調子が良かったそうです。
しかし、薬の効果が切れてくるときと飲み始めの調子がいいときの波に自分自身がついていけず、
高校1年生の後半から高校2年生まで成績はどんどん下がっていきました。
赤点もいくつか取ってしまい、
お母さんも呼び出され、ついには提携する大学に内部進学が難しいとまで言われたということでした。
(もしかしたら、本当は進学できたのに、ポーズとして言われた可能性がありますが)
ただ、もともとお母さんは提携する大学よりもずっと上の大学に行ってほしいと思っていたそうです。
そして、実際に内部進学が厳しいと言われた時点で、小谷君本人の中にも芽生えたものがありました。
自分を馬鹿にしたやつらに負けたくない。
高校に通って2年、大人しい小谷君はからかわれたり、いろいろあったと語ります。
そんなやつらでも行ける大学に、お願いしてまで行きたくない。
【普通】以上になりたい、はじめて彼がそう思った出来事でした。
ですが、実際問題として、私立高校に行きながら、予備校に通い、私立大学の受験にかかる費用のことを考えると心配になる。
そのために私に相談され、予備校の費用を抑えながら、私立大学の入試にかかる費用を確保しました。
どれくらいの予備校の費用が浮いたかというと100万円くらいです。
それでも私への支払いと私立高校の学費と予備校と受験の費用にかかるお金は安くない。
それは小谷君はわかっています。
だから、本当に必死に勉強し、私の指示を守ってくれました。
その結果がこれです。
高校2年生まで赤点だった世界史はなんと学校内1位。
3教科だと学年で20位以内に入りました。
彼はその学校の普通科に通っていました。
普通科はいわゆる指定校推薦で大学を決めます。
他に特進コースがあり、その子たちは一般受験で大学に入ります。
その特進コースの生徒さんたちに混じっても1教科ですが1位をとり、総合でもベスト20に入りました。
想像以上の結果でした。
この結果に自信を深めて、彼は翌年の2月まで勉強づけの日々をおくりました。
模試の成績的に落ち込んだときもありましたが、
志望大学の過去問で7割5分を安定して出せるかが大事と言い続けました。
(本当は8割いりますが)
そのかいもあって、成績の浮き沈みに一喜一憂せずに勉強を続け、
センター試験で世界史は9割を超え見事、センター併用方式でも、普通の受験方式でも合格を勝ち取りました。
立命館大学は7回受けたんですが、全日程で合格でした。
これは本人が最も驚いていましたし、お母さんも喜ばれていたそうです。
この勝因は、私のサポート!ではなく(笑)
ちゃんと実践を続けてくれたことです。
人間が変わるためには、1日で何かすごいことをするのではなくて、
明日のために1日1日を大切に過ごしていくこと。
小さな積み重ねをこつこつと積み上げていくこと。
これしかないんですね。
それをするために、1つ1つできるところからできることを積み上げていただきました。
人気の私立大学は普通の国公立大学に行くよりも大変です。
彼が受かった立命館大学の映像学部は、
旺文社さんのパスナビでまだ2019年度版は出ていませんが、2018年度入試は平均6〜8倍という大人気学部。
受けたすべてで受かったというのは本当に頑張ったこと、
そして、ある部分で「普通」のお子さんより優位になったことが大きかったと思います。
発達障害と診断を受けているか受けていないかにかかわらず、ある部分が非常に悪いお子さんは多いんです。
だから、そこを改めるだけでも合格可能性は高くなります。
1年間、終わってみれば短くも濃いものでした。
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