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モンステラを折ってしまい、退塾まで追い込まれた女の子。

 

 

 

モンステラを折ってしまい、退塾まで追い込まれた女の子。

 

これは、私の知り合いの塾で起こったことです。

 

私の知り合いは、個人で少人数の集団塾を営んでいます。

 

彼の人格などから、常に教室は人気。
30人くらいになると、彼自身が見られなくなるので、それくらいがラインだそうで、
常に「待ち」が出ている状態とのことでした。

 

 

そこに通っていたのが、松田沙耶さん(仮名)

 

ずっと、塾に通っている生徒のお母さんからの紹介で、
彼の塾に入塾しました。

 

 

中学校1年生の女の子でしたが、
ADHDの多動性、衝動性が色濃く出ている女の子でした。

 

 

預かる際、沙耶さんのお母さんは、
すでに、病院にかかっていること。
ADHDの診断を受けていること。
薬は以前に飲んでいたが効かなかったことなど。

 

事前に告知をしていました。

 

お母さんや家族が、
本人の発達障害を認知しているならと、その子を引き受けたそうです。

 

 

ただ・・・・

 

 

ADHDだけではなく、
おそらく複数の発達障害を併発、
アスペルガー症候群と軽い知的障害(MR)も、入っていると私の知り合いは感じたそうです。

 

 

まず、塾に入ってくるなり、「汚っ!私の前にいた塾はもっときれいだった!」と、
私の知り合いやほかの塾生がいる前で言います。

 

 

すでに、その時点で、他の塾生はカチンと来ていたそうです。

 

私の知り合いも含め、塾の全部がその子たちは好きだったからです。

 

 

なかでも、その塾には教室に入ったところに、モンステラが置いてありました。

 

 

卒業した塾生が寄付してくれたそうで、
かなり立派に成長し、切り枝を欲しい塾生に上げたり、
みんなでかわいがっていたそうです。

 

 

そんなモンステラにも、
沙耶さんは、「何この葉っぱ、気持ちっ!」と素直な感想を言いました。

 

 

知り合いは、発達障害のことはある程度知っていたので、
彼女にはなんの悪気もなく、思ったことを言っているだけだとわかりましたが、
明らかにほかの塾生が不機嫌になったことにも気がつきました。

 

 

授業中では、最初、科目の指導よりも、
座ること、しゃべらないこと、声の大きさの調整などを指導し、
ほかの子の邪魔にならないように、静かにできるようにある程度なりました。

 

 

お母さんも、落ち着いてきたその子を見て、
喜んでいたそうです。

 

 

しかし、そんなある日、事件が起きます。

 

 

沙耶さんが、モンステラを折ってしまったんです。

 

空間認識が弱いために、肩にかけていたカバンも気にせず、
モンステラの横を走り抜け、その際にかばんがモンステラに当たり、折れてしまいました。

 

真ん中の一番大きなモンステラの葉っぱでした。
それを見て泣き出す女の子たちもいたそうです。

 

そんな姿を見ても、沙耶さんは悪びれる様子もなく、
「ま、大丈夫大丈夫。まだ、葉っぱがあるし」と言いました。

 

 

それを聞いて、子どもたちは大反発。

 

 

沙耶さんの学校での様子を知る子は、
「だから、こいつ、嫌われてる」などとほかの子にいいふらし、
塾の中で、沙耶さんを追い出し欲しいという空気が生まれました。

 

 

 

30人規模の小さな塾ですから、
子どもたちの亀裂は、経営にも響きます。

 

 

私の知り合いは、申し訳ないが、これ以上は沙耶さんを預かれないと、
退塾を願い出て、その子に出て行ってもらいました。

 

 

 

ちょっと、塾をやめさせるのが早いんじゃない??
私が突っ込むと彼はこんなことを教えてくれました。

 


 

 

 

それは、沙耶さんが、
塾に来るたびに、マクドナルドを食べていたり、コンビニのパンを食べていたり、
常に清涼飲料水を携帯していたり、

 

明らかに発達障害を、悪化させるものばかりを食べていたことです。

 

それを、家庭が許しているんです。

 

 

当サイトでも紹介しているこの書籍やイーブックを読めば、

 

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発達障害がひどいお子さんに、
マクドナルドや清涼飲料水は、一番、身体に取り入れてはいけないものだとわかるはずです。

 

これは、すこし勉強すればわかることです。

 

 

なぜなら、発達障害ではなくても、
体に良くないもので、本当に、子どものことを考えていれば、
こういうものばかり与えません。

 

しかし、医師にかかっているといっても、
ちょっとした勉強すらも、母親、家族がしていないなら、
この子は、またモンステラと同じような面倒ごとをこの先起こすだろう。

 

そう、彼は判断しました。

 

そして、塾を去ってもらいました。

 

 

 

私は、思います。

 

発達障害は、必ず改善できます。

 

 

だけど、そのためには、きちんと家庭がサポートしなければなりません。

 

医師の方も、24時間、その子のことを考えることはできないからです。

 

 

食生活は、子どもを育てるうえで、
最も、留意すべきところです。

 

 

そこをきちんとできないなら、子どもの発達障害の改善は望めません。

 

改善する薬を飲んだとしても、効きが悪くなる可能性もあります。

 

 

私がこのケースを載せようと思ったのは、
家庭がサポートしないと、このような事態も起こる可能性があるということです。

 

 

たとえ、発達障害への理解がある塾の先生がいても、
まわりのヒンシュクを買えば、そこにいられなくなる可能性はあります。

 

 

気をつけてほしいケースとして、
このケースを紹介させていただきました。

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