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早く発達障害の検査をして!

 

もしも、もっと早く発達障害の検査をしていたら・・・・

 

とある私の知り合いの塾の中学校1年生の話です。

 

 

中学校1年生の斎藤隆くん(仮名)は、
小学校6年の時から、私の知り合いの塾に通うことになりました。

 

 

最初から、塾の講師にもなれなれしく、
友達感覚で、話しかけてくることから、なんらかの発達障害を持っていると感じたそうです。

 

 

※友達感覚で、子供たちが塾の講師に話しかけるのはよくあることです。
ただ、発達障害を持っている子と、持っていない子では、こう違いがあるんです。

 

それを感じたとおっしゃっていました。

 

 

その知り合いの勘は、正しく。

 

 

度が過ぎる、忘れ物を繰り返していました。

 

 

プリントはぐちゃぐちゃ。

 

その日にもらったはずの、学校の宿題プリントは、
5枚あれば、1枚、2枚なくすrのは当たり前で、
ひどいときには3枚なくしていたこともありました。

 

なぜなくなるの??

 

と聞いても、
「自分でもわからないうちに、なくなっていく」

 

という他人事のような答え。

 

 

保護者の怒りを買って、
塾をやめられることも覚悟のうえで、発達障害の疑いがあるから検査を受けるように。

 

と面談のたびにすすめたり、
発達障害の検査を受けないなら、せめて、DHAなどのサプリメント(発達障害の症状を軽減させるといわれる)

 

を摂取するように求めていました。

 

 

それでも、その子のお父さんも、お母さんも、
きちんと、自分たちが見れば、普通に育つと信じているようで、
受ける気配はなかったそうです。

 

 

子どもを傷つけ苛立たせることしかできない両親

 

私も、その塾の知り合いも、
意見が一致しているのは、両親の教育スキルがあまりに低いと発達障害がよりひどくなる、というものです。

 

 

この斎藤隆くんの場合も、
ご両親の教育は、「下手くそ」と言わなくてはなりません。

 

 

というのも、ただ、彼を怒るばかりなのです。

 

 

プリントの整理を手伝うと、プリントの整理ができていないことばかりか、
プリントの間違いを見つけると、事細かに注意するのです。

 

間違っている。
字が汚い。
間違っているのに、〇している。

 

 

などなど。

 

 

彼のできないところを見つけては、
それを攻撃するのです。

 

 

それでは、良くなることはありません。

 

できないことはできないこととして、
できたことをきちんと認めていく。

 

それを1つずつやるしかないんです。

 

 

家族ですから、衝突することはあります。

 

それは、当たり前のこと。

 

でも、1ついえることは、

 

子どもに変わってほしかったら、まず、親自身が変わらなくてはいけません。

 

そして・・・・

 

 

面談の機会があるごとに、
病院での検査、保護者の方の接し方の改善を求めていましたが、
改善される様子はなく・・・・

 

 

中学校1年生の秋、
斎藤隆くんは、学校のクラス全員から、無視され、不登校になってしまいました。

 

そして、塾もやめてしまったそうです。

 

 

自分の子が発達障害かもしれない。
信じたくない、その気持ちはわかります。

 

 

でも、発達障害は、悪い病気ではありません。

 

 

誰もが持っている、脳機能の障害の1つです。

 

苦手なことがあるなら、
専門の人に聞いて、改善する方法を探していけばいいだけです。

 

 

結局、親が面子、プライド、そして、怠惰であれば、
そのツケは、子供が払うことになります。

 

 

彼がもし、病院を受診し、自分が普通の人より足りないもの、劣っていることがあることを知り、
でも、この後、努力をすれば、きちんと改善できることを知っていたら・・・・

 

 

クラス全員から無視されるまで、「何、あの子?」みたいな言動を繰り替えすことはなかったのでは?
と思ってしまいます。

 

 

発達障害は、程度の差はありますが、改善可能なものです。

 

 

今、思い当たることがあれば、きちんと、改善への一歩を踏み出してくださいね。

 

 

 

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