管理人からのお知らせ

発達障害が治るって何か?その8

 

 

発達障害が治るって何か、その1です。
これは、私のアメーバのブログ【ひろあの発達障害改善ノウハウ大放出ブログ】の内容に加筆訂正したものです。

 


 

というわけで、8回にわたって、
発達障害は治ると信じている話を書かせていただきました。

 

 

今回は、ラストの家族関係の改善という話です。

 

 

もし、家族の関係、お父さんやお母さんの言葉が、
お子さんの脳を傷つけ変形させる、という事実を知らないという方は、
私のサイトのこの本のレビューを読んでみてください。

 

 

 

 

です。

 

お子さんへのあなたの声かけで、
お子さんの脳は変形します。

 

 

それだけではありません。

 

 

澤口俊之先生の『発達障害の改善と予防』という本を読んでいただくと、
妊娠してから、出産するまでの過程においても、
お子さんを発達障害にしてしまう行動と、
お子さんを発達障害から守る行動とがあることが指摘されています。

 

 

2人とも、脳の状態からのアプローチをしていて、
そういうお子さんが多いような気がする、みたいな話ではなく、
実際に調べたらそうだったという事実がのっています。

 

 

これって、怖いことですし、
読むと傷つく人もいるだろうから、書くかどうか迷ったんですけど、
でも、やっぱり、知らないということが一番つらいことだと思うので書きます。

 

 

 

お父さん、お母さんの行動が、
お子さんを発達障害にしてしまうことはあります。

 

 

これは、もう、動かしようのない事実。

 

 

つまり、遺伝的には発達障害にならなくていいお子さんが、
実は、お父さんやお母さんの接し方のせいで、発達障害になる。

 

正常のお子さんの脳とは違う脳のかたちをしてしまうことがある。

 

 

これがわかっているんですね。

 

 

お子さんが発達障害だとわかり、

 

 

 

 

行政に相談しても、
学校に相談しても、
医師に相談しても、

 

 

 

 

お子さんの状況が好転しない場合、
多くの原因は、ご両親にあります。

 

 

 

 

お子さんを変えようとしても、お子さんは変わりません。

 

なぜなら、今のお子さんは、
あなたという親によってそうなってしまったからなんです。

 

 

これを伝えると、泣き出されるお母さんもいらっしゃいますし、
怒り出すお父さんもいらっしゃいます。

 

 

だけど、言いますね。

 

 

お子さんを発達障害にしてしまっているのは、
育て方とかじゃなくて、お父さん・お母さんの接し方、かもしれないのです。

 

 

 

 

ただ、安心してほしいのは、
その部分さえ納得してもらえれば、お子さんの脳の状態を良くしていける方法はきちんとあります。

 

 

それは知っておいてください。

 

 

まずですね、
私は教育大学という先生になるための学校を出ています。

 

だから、友達、先輩、後輩には先生がたくさんいて、
小学校の先生たちに、学校に上がるまでにしておいてほしいことを聞きました。

 

 

それは、

 

 

抱っこ

 

 

でした。

 

 

小学校に上がるまでに、たくさん抱っこしてあげてほしい。

 

 

抱っこをすることで、
子どもと親の肌が触れ合います。

 

 

親子で肌が触れ合うと、いわゆる愛情ホルモンが出て、
お互いがお互いを信頼する、という関係ができます。

 

 

この親を信頼するという「意識」ではなくて、「感情」が生まれることで、
誰かを信頼する心を子どもは獲得していきます。

 

 

現在のお子さんは、人を信じないというか、
人に言われたことができないことが多く、
自分流のやり方をして、失敗することが多いそうです。

 

 

確かに、学校には意味不明なしきたりとか慣習がありますが、
何かを学ぶときは、相手を信頼し、教えられたことを素直に実行する必要があります。

 

 

抱っこ不足だとその信頼する力が弱くなるんです。

 

 

まだ、小さいお子さんなら、今からでも抱っこしてあげてください。

 

でも、小学校以上になってくると、
お子さんの肌に触れることは難しくなります。

 

 

低学年くらいなら、寝ている間にそっと手を頭に当ててあげたり、そういうことができます。

 

ただ、思春期に入ったお子さんに触れることは難しい。

 

 

 

 

そこで、役に立つのが一緒に料理をする、という方法です。

 

 

 

 

一緒に料理をすると、腕と腕が触れるという偶然の触れ合いがのぞめます。

 

さらに、お子さんの偏食が減るという効果が期待できます。

 

 

発達障害のお子さんが偏食になるのは、
出来上がったものの色が嫌いだったりにおいが嫌いだったりするわけです。

 

 

でも、一緒に料理をして、調理をする過程を見ると、
「怖いもの」ではないことがわかって、嫌いな色、嫌いなにおい、嫌いな食感であったとしても、
食べられることがあります。

 

 

次におすすめなのが、
一緒に、PS4やニンテンドースイッチなどのゲームを一緒にする、ということです。

 

 

一緒に遊べば、自然と距離も縮まりますし、
海外のゲームであれば、何億、何十億という費用をかけたゲームを遊ぶ体験ができます。

 

また、お父さん、お母さんの知的体験を増やすことができるんです。

 

 

 

どういうことかというと、
お子さんの発達障害で困っているお父さん、お母さんって、新しいことをしないんですね。

 

 

同じ生活をずっと繰り返している。

 

 

たまに、外食や旅行に行くくらいで、
新しい趣味をしたり、楽しんだり、ということがない。
(逆に、自分の趣味に走りすぎて、子どもをほったらかしにしてしまう親もいますが)

 

 

大人が、親が、新しいことを学ぶと、
家族は再生されます。

 

 

たとえば、ドラマになった『光のお父さん』という話を読むとわかりやすいかと思います。

 

もちろん、私のレビューもあります。

 

光のお父さん

 

 

 

 

 

 

 

夫婦のどちらか、または、どちらもが発達障害であった場合、
その治療として用いられるのが、リフレーミングという方法です。

 

 

あの人は、○○だから。

 

 

という凝り固まった見方を、

 

 

あの人には、〇〇というところがある。

 

 

という別の視点から見る。

 

 

という方法です。

 

 

これによって、相手に対して抱く怒りの感情をやわらげるという方法なんですが、
これって、専門家と一緒にやらないと当事者だけではなかなかできないわけです。

 

 

親と子もそうです。

 

 

近くにいるからこそ、一度、この子はこういう子だとしてしまうと、
その考えから、抜け出せないのです。

 

 

では、そういう見方やひとつの考え方から抜け出すにはどうしたらいいか。

 

 

簡単なのが、コミュニケーションをとる、ということです。

 

 

子どもと会話・対話が成立している親ってとても少ない。

 

 

この子はこういう子だからと決めつけて、
いつも命令口調だったり、いつも「宿題しなさい、勉強しなさい」と言っていたり、
もしくは、質問ばかりしていたり、

 

 

常に「相手は子ども」という接し方なんですね。

 

 

もちろん、子どもなので、それは間違いではないんですが、
子どもであると同時に、ひとりの人間でもあります。

 

 

彼、彼女が、何を思い、行動しているのか、
それを知りこちらもひとりの人間として接する。

 

 

これが大切です。

 

 

大切ですが、これを狙ってできる大人っているんでしょうか?

 

 

私も無理です。

 

 

だから、私がやってきたことは、

 

 

ちょっと前なら、パズドラ、モンストが流行ったので一緒にやったり、
子どもに教えてもらって、PS4を買って、
子どもがやっているゲームをして、教えてもらったり、こちらのおすすめのゲームを教えたりしました。

 

ゲーム

 

というものを中心として話すと、
命令になったり、親として話すことは少なくなります。

 

 

あれは、どうやったらクリアできる。
あのゲームは面白い、このゲームは自分に合わなかった。
あのゲームのこういう遊び方がいい。

 

 

親も子も、ひとりのゲーマーとして話すことになります。

 

 

勝手に立場がかわるので、勝手にリフレーミングになるわけです。

 

 

ゲームは視力が低下したり、依存してしまうということで、
発達障害のお子さんにはNGといわれることがあります。

 

 

でも、私は使いようだと思いますし、
PS4など日本の据え置き型のゲームは、監視システムがついているので、
子どもの遊ぶ時間を把握しやすいのも特徴です。

 

 

スマホのゲームは、ひとりの世界で完結してしまうことが多いので、
1つの画面でわいわい言いながらできる据え置きのゲームがいいと思います。

 

 

料理とかゲームじゃなくても、
スポーツでも、親、子ども、という立場を忘れて、
意見を出し合えるものであれば、なんでもいいんです。

 

 

ほんとうはいけないかも、ですが、
競馬の予想を真剣にしあうのだって、オッケーですし、
庭があるなら、また、どこかをレンタルして、畑をつくるのもいいですよ。

 

 

いったん親であること、子どもであること、
それを忘れられる何かを一緒にやることで、
距離が近くなりますし、勝手にリフレーミングがおきます。

 

 

「光のお父さん」を読んでいただければ、
変わっていく父と子の姿が見られるはずです。

 

 

こうやって、家族関係をもう一度、つくりなおすと、
お子さんの発達障害は改善されていきます。

 

 

なぜか?

 

 

人間の子どもは、
養育してもらう期間が長いです。

 

 

 

法律でも、16歳(高校1年生の世代)から、公で働けるようになります。

 

それくらい、保護してもらう時間が多いのです。

 

 

だから、子どもは親の言うことを聞こうとします。

 

 

「ほんとうにだらしのない子ね。どうして宿題くらい出せないの?」

 

 

と親であるあなたが言うなら、
子どもは、「ほんとうにだらしのない子」になろうとします。

 

尾木ママがよく、子どもはほめなさいって言いますよね。

 

その言葉だけがひとりあるきしていると思うんですが、
子どもをほめなければいけない理由はここです。

 

 

子どものダメなところを指摘すると、子どもは親の言うことは「正しい」と認識するようになっていますから、

 

 

 

ダメな子ね、と言われれば、ダメな子に。

 

 

 

 

忘れっぽい子ね、と言われれば、忘れっぽい子に。

 

 

 

 

トロい子と、言われれば、トロい子に。

 

 

 

 

そうなっていきます。

 

 

 

 

そして、それは、MRI・AIという技術によって本当にそう脳が変形する、

 

 

 

 

または、その言葉に従うために、本来の脳の成長を止めてしまうことが研究でわかっています。

 

さらに、良くないのは、親にも悪影響が出るんです。

 

 

 

たとえば、誰かにバカという悪口を言ったとします。

 

 

悪口を言われたほうも、言ったほうも同じ脳の部分が反応することがわかっています。

 

つまり、悪口を言うと、言うほうも、言われたほうも同じだけ、脳は傷ついているんです。

 

 

親が、ダメな子ね、というと、
自分もダメな子だと親も暗示をかけているんです。

 

 

お互い傷つけあうわけです。

 

 

だから、発達障害のお子さんをなんとかしたいなら、
お父さん、お母さんが先に変わる必要があるんです。

 

 

ただ、私がサポートさせていただいた経験からすると、
食事を変えていこうとすると、
自然と睡眠が家族全体で良くなって、
いつの間にかお子さんに優しいお父さんお母さんになっているケースが多いです。

 

 

そして、じゃあ、明日から変わろうと思ったら、
意思だけではだめです。

 

 

人は行動してから、意識がかわるんです。

 

 

だから、お子さんのために自分が変わりたいと思うなら、
勉強してください。

 

 

普段読まない子育てに関する本や発達障害に関する本を読んでください。

 

 

普段行かない子育てセミナーに行ってください。

 

 

普段電話しないお住まいの市町村の子育て支援を利用してみてください。

 

 

あなたが変われるきっかけは、すぐそこにあります。

 

 

以上が、発達障害は治るって信じてる話、でした。

 

管理人からのお知らせ