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アスペルガー症候群でも、その発達障害は治るのか?治せるのか?

 

アスペルガー症候群でも、その発達障害は治るのか?治せるのか?

 

 

この記事では、
アスペルガー症候群でも治る?治せる?ということを、
考えてみたいと思います。

 

 

常識的には「治せない」ということが、普通なのではないでしょうか?

 

 

治せないというのは、特効薬がないという意味で、です。

 

 

 

 

自閉症とカテゴリーされることもあるアスペルガー症候群を、
治療する、改善する、というのは無理な話で、
アスペルガー症候群を持って生まれてしまった人は、
対人関係のスキルを学んで、生きていくしかない。

 

 

 

でも・・・・
私にはとてもそうには思えないんです。

 

 

アスペルガー症候群の人は、
他人の気持ちを考えたり、
場の空気を読むことが苦手だと言われます。

 

 

 

 

それはそうだと思うんですが、
例えば、沖田×華さんの、自伝的コミックエッセイを読むと、
沖田さんの心の中にある「人としての暖かさ」に、
私たちは触れることができます。

 

特に、「透明なゆりかご」は、産婦人科のリアルを描いた作品ですし、
その中で、発達障害を持つ沖田さんがどう感じたのかを知ることができる貴重な作品です。

 

 

私が感じたことは、
確かに沖田さんは変だけど、特に、特殊ということではない、ということでした。

 

 

言葉にすると難しいんですが、
人間的な温かみや人の心がない、というのと少し違うんですよね。

 

 

どちらかというと、より感じやすい、というように見えます。

 

 

私は、職業柄、中学生や高校生とたくさん接します。

 

その中で、発達障害を持っているとみられる子はたくさんいます。

 

 

発達障害の傾向がみられても、問題はないだろうという子と、
中学校の定期テストで5教科200点も超えられない、
時には、100点すら行かない子たち、すでに学習能力という点において、
ハンディを負ってしまった子たちには共通点がありました。

 

アスペルガー症候群だけでなく、
ADHDの方も、実は体の奥の機能が「弱い」ということです。

 

 

 

アトピーを持っていたり、
すぐに皮膚が被れたり、
食べ物をたくさん食べられない、
逆に、食べ過ぎてしまう。

 

といった傾向も見られます。

 

 

たくさん食べるのに太らない子も見られます。

 

 

明らかによく食べるのですが、
それが身になっていない。

 

 

たくさん食べるのに、太らない体質というのは、
ダイエットしている人、私も含めて、ですが、
うらやましいと思いますよね。

 

でも、それなりにカロリーを摂っているのに太らないというのは、
ある意味で、胃腸に何らかの不具合がある、ということでもあるんです。

 

 

つまり、身体の奥にある、
発達障害を持つ人自身も気がついていない不調。

 

 

それを取り除いてあげることが、効果的な発達障害の改善方法なんです。

 

 

アスペルガー症候群の子は、
集中力が持ちません。

 

それは、集中力がないのではなく、音がよく聞こえるせいだったり、
光の量をたくさん感じるせいだったりします。

 

私の塾にいる小学校6年生の女の子は、
私が誰かと話すと決まって、私に話しかけてきます。

 

 

教室のどこにいても、私の方に寄ってきてしまいます。

 

 

私の声に反応してしまって、
つい、話しかけてしまうんですね。

 

 

人は何かに集中すると、
まわりの音や声をある程度、遮断できるようになります。

 

そういう調整能力を脳が持つようになるからですね。

 

 

アスペルガー症候群のお子さんが、
感覚過敏なことが多いのは、
この調整機能が弱いからです。

 

 

では、なぜ、弱くなるのか?

 

 

遺伝などなど、従来の発達障害の考え方では、
弱くなってしまったものは仕方ないと考えます。

 

 

それも、個性と受け入れて・・・・云々となるわけです。

 

 

ですが、一部の医師の方や、実践的なコンサルタントの方は、
脳機能の障害なのだから、脳機能を回復させればいいんじゃないか?と考える方がいるわけです。

 

 

つまり、
感覚障害によって、音を聞いてしまうとついついしゃべったり、集中力がなくなるなら、
その脳機能の能力を高めてやることで、アスペルガー症候群のそういった特徴を抑えられるのではないか?
ということです。

 

 

そこで、注目されているのが「腸」です。

 

 

 

 

発達障害の改善というと、今までは、脳機能や脳の神経伝達物質ばかりに目がいっていました。

 

 

ですが、一部の方は、
脳に栄養をおくる「腸」に注目し、
「腸」の能力が強くなれば、自然と脳に送られる栄養が増えて、脳機能が改善するのでは?
という考え・動きが見られるんです。

 

 

アスペルガー症候群の方は、好きで感覚過敏になっているわけではありません。

 

 

自分の意思ではどうしようもないところで、
音が聞こえ、匂いがただよってきて、光を感じてしまい、身体が動いてしまうんです。

 

 

私のこの記事を書いているとき、
いきなり街頭演説の車がやってきました。

 

もちろん、集中が切れました。

 

大きな音がすれば、嫌でも集中が切れてしまいます。

 

 

アスペルガー症候群の方の場合、常にそんな状態が続いていると言えます。

 

 

その状態を回復させようとすると、
脳機能を回復させるしかありません。

 

そして、脳機能を回復させるには、脳に栄養を与える力の源「腸」を整えることが大切なんです。

 

 

実は、身体の表面には出てきてなくても、
人間はいろんな食べ物でアレルギーを起こしていることがわかっています。

 

 

特に、ADHDやアスペルガー症候群の症状がきついお子さんほど、
腸の状態が非常に悪いことが研究でわかっています。

 

この本に詳しくあります。レビューはこちら

 

 

食べ物を改善し、
「腸」の状態を整えることで、感じすぎたり、感じすぎなかったりする脳の機能を整えてあげる。

 

 

ここを「意識」することが、
アスペルガー症候群の治療・改善への一歩目なんですね。

 

 

人よりも感じすぎているというのは、
自分ではわかりません。
人よりも感じなさすぎ、というのも、わかりません。

 

 

だから、アスペルガー症候群の人は、
なぜか、自分だけが怒られる、嫌われる、と思います。

 

それがトラウマになり、
人にはよくわからない「マイルール」が生まれていきます。

 

 

アスペルガー症候群の人は、こだわりが強いはずなのに、
前に言ったことところころ意見・考えが変わる・・・・と思う方も少なくないはずです。

 

 

これは、こういう場面で、何かを言われたら、
絶対に、自分の非は認めない、というルールを彼らがつくっているからなんです。

 

 

 

あなたってこうよね?

 

 

 

という決めつけを絶対にさせなかったり、
かといって、違う場面ではあっさり認めたり。

 

 

私はアスペルガー症候群の人でも、
機嫌が良かったり、体調がいいと、
柔軟な対応をしてくれると感じることが多々あります。

 

 

 

「腸」の状態が悪くなっており、
自分でもわからないほど、ちょっとした体調不良がずっと続いている。

 

それがストレスとなり、脳に負担をかけていたり、
そして、「腸」の状態が悪いので、脳の栄養が人より足りない。

 

 

だから、普通の人ができることが、
少しずつできなくなっていく、年齢を重ねればわかっていくことが、
その人にはわからない。

 

 

そんな状態が続いてしまうのだと思います。

 

 

私が考える発達障害の改善というのは、
「腸」の状態を整えてあげて、アスペルガー症候群の人が自分では気がつかないまま感じているストレスを取り除いてあげる。

 

 

そして、「腸」から脳へエネルギーが伝わるようにしてあげる。

 

 

 

 

そうすると、脳のバランス調整機能が回復して、
できなかったことができるようになっていく。

 

 

脳科学者の研究によって、
脳には人が一生かけても使い切れない、
潜在脳細胞というのが眠っているそうです。

 

 

おそらく、人間への進化の過程で、
保険として脳細胞をたくさん貯蓄しておくということが人間の体には備わっているのでしょう。

 

 

だから、いつからだって、発達障害は治るっていう人に、
脳科学者が多いのだと思います。

 

 

彼らは人間の脳の力を知っているんです。
そして、人間の可能性を信じているんです。

 

私たちも、自分や大切な人の可能性を信じてあげませんか??

 

できなかったこと、苦手だったこと、
それを少しずつできるようにしていく。

 

 

これが、アスペルガー症候群の症状を治す、改善する、ということにつながるのだと思っています。

 

 

「脳」ではなく、「腸」を見る。

 

 

だから、精神科や心療内科の先生では、治せなかったんですね。

 

 

もちろん、精神的な支えは必要ですから、
精神科や心療内科の先生に見てもらうことはとても大切なことです。

 

 

それと同時に、
「腸」のこと、栄養の面から、身体の調子を整えてあげる。

 

 

結局、これが脳機能の回復へつながるわけです。

 

 

ここができるようになれば、発達障害は改善していきます。

 

 

次回は、発達障害が改善した例と、しなかった例をあげていきたいと思います。

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