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『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』のレビュー【発達障害に悩む人に贈る奇跡の本】

 

『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』のレビュー【発達障害に悩む人に贈る奇跡の本】

 

タイトル:『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』
著者:溝口徹
出版社:青春出版社
発行年:2016年2月15日

 

私はこの本は、奇跡の本だと思っている。

 

これは、大げさな表現ではありません。

 

発達障害にこういう食品は良くない系の本は、
割と出ていた。

 

この栄養素が足りないから、発達障害になるのでは?
という本も出ている。

 

けれど、ここまで、具体的に、
小麦に含まれるグルテンと乳製品に含まれるガゼインについて、書かれた本は見たことがない。
(※あるのかもしれません。私もすべての本を買って読めているわけではないので)

 

 

正直、この本の内容はすでに知ってはいました。

 

アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」や「ASミラクルナビ」を読んでいたからです。

 

 

そして、この手の内容は、
書籍にはしづらいだろうと思っていました。

 

 

小麦を使った製品
乳製品

 

そして、この本では、低血糖症にも触れているので、
砂糖をつかうすべての製品。

 

 

それらの「危険性」を述べた本ということになる。

 

こんな本、出版社が出さないと思っていた。

 

みのもんたさんが、納豆が体に良いといえば、
すぐにスーパーからなくなる国民性ですよ、私たち日本人は。

 

 

こういった内容の本が出てしまえば、
ただただ、小麦は食べないほうがいい、乳製品は摂らないほうがいい、ジュースをさわやかなCMで売ろうとする企業は悪だ!となってしまいかねない。

 

 

これって、出版する会社としても怖いと思うんです。

 

だって、小麦、乳製品、お菓子に関わる企業は多いわけです。

 

彼らは、その食品のイメージアップのために、
多額の費用をかけてCMを流しています。

 

 

その食品の多くが、体に良くないとこれだけわかりやすく、根拠をあげて書かれたら・・・・

 

 

イメージダウンになると、大手企業から苦情が来ても、おかしくない。

 

 

それでも、こうして、『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』として、
世に出たのは、本当に奇跡だと私は思います。

 

 

それぐらい、この本は出版されたことが奇跡に近い本だと思います。

 

 

もちろん、「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」や「ASミラクルナビ」では、
すでに、この内容は発表されています。

 

それは、個人、もしくは、自分の会社から出すから書けるんです。

 

私がここで、本とイーブックの違いについて書いています。

 

 

本VSイーブック

同じ「ブック」でも、なぜ、こうも値段も中身が違うのか?

 

 

ただ、こういった本当は発達障害の改善に役に立つ本のほとんどが、
発達障害というキーワードを本のタイトルに入れないので埋もれてしまいます。

 

私は、1冊でも多く、そういった本を掘り起こして、
発達障害に悩む人に届けたいと考えています。

 

 

言っておきますが、
小麦を扱う企業、
乳製品を扱う企業、
お菓子、ジュースを扱う企業、
これらが悪いと言っているわけではありませんし、それらを貶めたいわけではありません。

 

 

私もこれらの企業が出す商品は大好きです。

 

 

でも、何の知識もなく、こういった食品を食べ続けたら、
あなたの身体がどうなるか、あなたのお子さんの身体がどうなるかは知っておくべきだと思っています。

 

 

あ、身体に負担をかけすぎたな、と思えば、
身体の中を修復してくれる食品を多めにとる、そういったことは、
あなたが知識を身につけなければできないことです。

 

 

どうして、食品・栄養についての知識を身に着けることで、
発達障害の改善へと向かっていけるのか。

 

 

それが、きちんとわかる1冊です。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、
私が重要だと思う、この本の3ポイントをあげていきます。

 

 

1、グルテン

 

本のタイトルにもなっている、グルテンフリーという言葉。
今、世界の有名人やトップアスリートが使う言葉になっています。

 

どうして、グルテンフリーをしなければならないのか。

 

グルテンフリーというのは、
グルテンを食べないようにする、ということとだいたい同じだと考えてください。

 

 

食卓から、グルテンを抜く。

 

 

どうして、その必要があるのか。

 

グルテンとは何で、
人間の体にどんな影響を与えるのか。

 

それがわかります。

 

そして、何気なく食べている小麦を使った食品が、
摂りすぎると体に良くないということがわかります。

 

 

2、ガゼイン

 

 

ガゼインは、乳製品に含まれるものです。

 

このガゼインも、
発達障害へと導く要因になっています。

 

 

これもわかりやすく、
どうして、ガゼインが体の不調や脳の栄養不足の原因となるのかを解説してくれています。

 

 

乳製品、特に牛乳をやめるだけで、
発達障害の改善が見られたというのはネット上でもよく見られる記事です。

 

 

学校の給食単位で、
牛乳をやめてみたという実験もあり、
その学校、地域では、荒れる生徒が減ったという話もあります。

 

 

ただし、注意してもらいたいのは、
ガゼインそのものが「悪」なのではないということです。

 

ガゼインを摂取しても平気な人、平気ではない人がいる、ということです。

 

牛乳そのものが「悪」という人も中にはいますが、
そうではなく、牛乳によって、「腸」が弱ってしまう人がいるということです。

 

 

牛乳だけではなく、ヨーグルトもそうです。

 

 

だから、2週間なんです。

 

この本のタイトルのように、
ガゼインをできるだけ摂取しないように2週間過ごしてみる。

 

 

そうして、体調の変化を見ることで、
ガゼインがその人にとって、良いのか悪いのかが見えてくるんです。

 

 

3、具体的な改善策

 

 

どうしても、本というのは、
「なぜ」という部分が多くなる。

 

なぜ、この食品は良くないのか?
なぜ、この食品を摂るとアレルギーになるのか?
なぜ、この食品からあの食品に変えるとよくなるのか?

 

 

といったことにページを割かれて、
じゃあ、どうすればいいのか?という部分が弱くなる傾向にあります。

 

 

しかし、この本は、しっかりどうすればいいか、
さらに、どうすればいいか、だけではないんです。

 

改善法を実践する中で、
起こりえる「壁」についても、きちんと書いてくれています。

 

こうなったら、こうしたらいいと書いてくれているんです。

 

 

溝口徹先生の本は、
具体的で無駄なく、次にどうすればいいかが明確です。

 

 

特に、お子さんがいるご家庭では、
絶対に、溝口先生の本は置いておいてほしいです。

 

いかに、食事が大事か、怖いか、それがわかりますから。

 

 

ほんと、「なぜ」から、「どうすればいい」までわかるすごい1冊です。
ただ、タイトルだけでは、発達障害の方に有益な本か、わからないようになっています。

 

 

どうしても、発達障害を治したい方よりも、
健康になりたい人のほうが母数は多いですからね。

 

売るためには仕方のないことです。

 

 

だから、私がこのサイトでお知らせしていきたいと思います。

 

 

お子さんの発達障害を治したい・改善したいと思っているなら、
この本は絶対に手に入れなければなりません。

 

 

 

この本のデメリットはある?

 

タイトルが少し紛らわしいことでしょうか?
「小麦」が体に良くない面があり、発達障害の原因となっているなんて、
この本のタイトルと、表紙を見ても、わからないということは、少しマイナスですね。

 

 

せっかくの良書なのに、もったいないです。

 

 

 

 

手に入れて良かった?

 

 

これは、一億総発達障害時代になっている現代で、
すべての人が手に入れておくべき本だと思っています。

 

 

栄養の常識が崩れ、
正しい栄養の摂り方、食事の仕方がわかります。

 

おそらく、発達障害だけではなくて、
肌荒れや薄毛など、いろんな体に出てくる不快な現象が、
栄養の欠乏によるものだということがわかります。

 

簡単に口にできるものほど怖い。
毎日食べるものだから気をつけたい。
お米であっても注意して食べなければならない。

 

この本は、今を生きる、よりよく生きたい人のための必携の本です。

 

2週間で体が変わるグルテンフリー健康法 慢性疲労、うつ、肥満、アレルギーが改善 (青春新書インテリジェンス) [ 溝口徹 ]

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