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『芋づる式に治そう!発達凸凹の人が今日からできること』のレビューと感想

 

発達障害を治そう!
子ども発達障害を治してあげたい、親である私がなんとかしてあげるからね!

 

そう思ったあなたに最初に読んでほしい本です。

 

書籍データ

タイトル:『芋づる式に治そう!発達凸凹の人が今日からできること』
著者:栗本啓司+浅見淳子
出版社:花風社
発行年:2015年2月23日

 

帯にはこうあります。

 

「”発達障害は治らない”とあきらめなくていいのです。
治しやすいところから治していけばいいのです。」

 

 

と、これは、日々、私が思っていることです。

 

 

あなたが発達障害を治したい!と思ったとき、
発達障害という言葉の重さに、「でも、どうしたらいいんだろう・・・・」と弱気になったりしませんか?

 

 

  • 本当に治るのかな?
  • 治った、良くなった、っていう人もいるみたいだけど、自分の子は違ったら・・・・
  • これ以上、悪くなったらどうしよう・・・・

 

 

そんな思いを持たれる方もいるかもしれません。

 

 

だけど、発達障害を治すなら、
改善しやすいところから、1つ1つやっていけばいいんです。

 

 

スタンフォード大学では長年の研究で、
疲れをつくりだすのは、脳だということを明らかにしました。

 

 

もちろん、何か運動なり、活動をすれば、体に疲労はたまるわけですが、
本当の疲労は、5なのに、それを、10にも20にも感じることもあるわけです。

 

 

そうやって勝手に疲れを感じて、なかなか伸び伸び成長することができない。

 

 

それが、発達障害のお子さんだと私は考えてきました。

 

 

この本のアプローチも、私のこの考えに近かったです。

 

 

体をゆるめてあげて、脳に余裕をあたえる。
脳が余裕を感じるから、社会生活で不便を感じていたことができるようになっていく。

 

 

発達障害のお子さんは、自分のことを正確に感じ取るのも苦手ですし、
自分が感じている不安や疲れ、そういったことを言葉にするのも苦手です。

 

 

だから、わからない。
おそらく、自分のこともよくわからないから、他人のこともよくわからない。

 

そんなどこから手をつけていいかわからない状態のお子さんでも、
この本の方法を取り入れれば、発達障害を治す突破口がひらける。

 

 

そんな本なんですね。

 

 

私の場合は、食事からの改善をすすめていますが、
これを実践するには、日々の献立から考えなくてはならず、ハードルも少し高いです。

 

 

でも、この本で紹介されている方法は、
誰でも、今すぐにできて、0円の方法です。

 

 

だったら、やってみればいいですよね?

 

 

大丈夫です。
お子さんやあなたに危険が及ぶようなことでもないんです。

 

 

では、この本の凄いところを3つだけ、紹介しましょう。

 

 

 

 

1、簡単

 

 

まず、驚くのが、
ここで紹介されている方法は簡単で、すぐにできること、ということです。

 

発達障害を治す方法って、
実はシンプルなことが多いんです。

 

 

そして、危険を伴うこともない。

 

 

微妙なバランスの元やらないといけない、というようなものでもありません。

 

簡単だけれど、
なぜ、それが発達障害の改善にいいのか、きちんとした説明もあります。

 

 

それっぽいことをやらされるのでもありません。

 

 

きちんと、理由のある方法なんです。

 

お子さんのために、読んだらそく実践してくださいね。

 

 

2、芋づる式

 

 

発達障害というのは、負の連鎖が起こっているケースが圧倒的に多いです。

 

○○ができない。
だから、○○もできない。
そして、その先の○○もできない。
だから、社会から取り残される。

 

この本は、栗本啓司さんと浅見淳子さんの対談で話はすすみます。

 

浅見淳子さんの最終目標は、
発達障害を持つお子さんが実社会で活躍されるということです。

 

そのためには、負の連鎖を断ち切らないといけない。

 

 

芋づる式に良くなるということは、
芋づる式に悪くなるということです。

 

 

と指摘するこの本の言葉には、ある種の重さがあります。

 

 

その負の芋づる式すらも、止められる、この方法はすごいの一言です。

 

 

3、四季

 

発達障害のお子さんは、
その子、その子で、四季によって体調の崩しやすい季節とそうじゃない季節があります。

 

得意じゃない季節に、
学校の行事が重なると、
学校に行くことも大変になっていきます。

 

 

この四季の乗り越え方があったらなぁと常々思っていました。

 

 

私としては、四季の変化にも対応できる体づくりを今まで推奨していましたが、
この本の乗り越え方は、まさに、目からうろこ!

 

四季を乗り越えるのではなくて、
四季を利用して強い身体をつくっていく。

 

その発想がすごいなと思いました。

 

 

このやり方なら、四季を利用して、
お子さんの成長をうながすことができます。

 

 

デメリットはあるの??

 

 

年齢によっては、この方法は扱いづらいかもしれません。

 

 

どちらかというと、お子さんの発達障害向けではあるかなと思います。

 

たとえば、20歳の息子に、
息子の発達障害を心配する親が使えるか?というと厳しいかもしれません。

 

 

買って良かった??

 

 

お子さんの発達障害の改善の一歩を踏み出す。

 

このためにはこれ以上ないくらいの1冊です。

 

 

  • 簡単にできて、
  • 無料でできて、
  • 読んだその場ですぐに実践できる。

 

こんな方法はこれだけです。

 

 

これをすることで、お子さんの変化をすぐに感じられ、
そこから、もっと、勉強しようという好循環が生まれるでしょう。

 

 

私も、Twitterで、
花風社さんが好きな方々と交流する機会がありますが、
みなさん、1冊だけじゃなく、どんどん本を読み、実践し、お子さんの発達障害の改善を喜ばれています。

 

 

1つ治れば、他も治る。

 

 

治るから、親であるあなたも嬉しくて、
もっと、発達障害の改善方法を勉強する。

 

 

そしたら、もっと、お子さんはこたえてくれる。

 

そんないい循環が生まれていく本です。

 

 

芋づる式に治す。

 

 

それは、この本だけにとどまらず、
さらにお子さんが良くなっていく引き出しを得るチャンスを与えてくれます。

 

 

ぜひ、この本の凄さをその目で確認してください。

 

 

芋づる式に治そう! 発達凸凹の人が今日からできること [ 栗本啓司 ]

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