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『体のゆがみの9割は自分で治せる』レビュー|無意識の痛みが発達障害をつくるのかも・・・・

アマゾンでレビューの評価が高かった『体のゆがみの9割は自分で治せる』を買いました。

新しい発見とノウハウがたくさん詰め込まれている良書でした。

 

 

書籍データ
タイトル:『体のゆがみの9割は自分で治せる』
著者:丸山晴嗣
出版社:セルバ出版
発行年:2018年2月22日

 

発達障害のお子さんが感覚過敏を持っていることは知られるようになりました。

 

視覚
聴覚
嗅覚

 

 

そして、その感覚が鋭いと目に痛い、耳に痛い、鼻に痛い、という【痛い】という表現を使います。

 

 

その理由がお子さんの体にある、というのが私の中で徐々にわかってきました。

 

 

そして、もっと専門的に体のゆがみのことを知りたい、
それから、たくさんのノウハウが載っている本が欲しい、ということでたどり着いたのがこの本です。

 

体は絶対にゆがみます。

 

 

スタンフォード式疲れない体』にもあるように、
内臓が左右で配置が違う以上、重力がかかるわれわれの体はゆがんでしまう。

 

 

それが行き過ぎてしまうと「痛み」にかわるのではないか?

 

 

そう思っていた私は、この本でこんな言葉に出会います。

 

【なぜ痛みが出るのかというと、そこに疲れが蓄積されているからです。】

 

 

発達障害のお子さんは姿勢が悪いです。

 

実は体のいろんなところがゆがんでいて、体はそれを感じさせないようにさせているのかもしれません。
だから、ちょっとしたことで【痛み】を感じてしまう。

 

 

だとしたら、お子さんの体のゆがみをきちんととってあげることは、
発達障害の症状の改善に絶対にプラスになる。

 

 

私はそんな風に思ったんですね。

 

 

この本は、発達障害の症状の改善について書かれたものではありません。

 

 

タイトルにあるとおり、体のいろんなところの蓄積された疲労をとるためのノウハウ集です。

 

 

しかし、現在、発達障害と診断されていようがいまいが、
体のゆがみを取り除くことは生きていくのを快適にしてくれるんですね。

 

 

体のゆがみがあるといくら寝ても、
体の回復力が落ちているのでうまく回復ができません。

 

セルフケアの方法がこれでもかと載っているので、参考にしてください。

 

 

それでは、この本の3つの特徴を書いていきます。

 

 

 

1、わかりやすい。

 

いくらすごいノウハウも実践できないなら意味がありません。

 

いたるところで写真がありますので、
説明を読まなくても写真を見るだけで、「あ、こうするんだな!」というのがわかります。

 

 

また、よくインターネットで検索すればヒットするもの以外にも豊富なストレッチ方法が掲載されています。

 

 

同じ部位でもその日その日で効くストレッチがそれぞれ違うので、
その時その時で変えられるのがいいですね。

 

 

2、手抜きがない。

 

 

この本って実はストレッチばかりではありません。

 

ツボの話や体の疲れがどういったことにつながるか、
それが要所要所で入っているので、大事なことや知っておいたほうがいいことがスッと頭に入ってきます。

 

 

著者の方が全部出し切ろう、持っている知識をすべて読者に伝えきろう。

 

 

そんな気持ちが伝わってくる本ですね。

 

 

読者の方が心と体を楽にして、毎日を過ごしてほしい。

 

そんなあたたかい気持ちが伝わる本です。

 

 

私はここに一番びっくりしました。
こういう本ってノウハウだけ載ってて終わり!っていうのが多いんですが、この本はそうではありません。

 

深呼吸の大事さなど、
部位がかわってストレッチ方法がかわるポイントポイントで著者のコラムような文章がはいっています。

 

 

これが、「体と心とソレはそんな風につながっているんだ」とひとつひとつ納得させられます。

 

そして、その1つ1つが本当に濃い話なんですね。
この1冊に本当に想いを込めてくれたんだなと思います。

 

 

3、意外な場所

 

 

体のゆがみと聞くと、
だいたい首・肩・背中・腰あたりを思い浮かべませんか?

 

 

だいたいそのあたりのコリをほぐすのだろうと・・・・

 

 

確かにそれはきちんと解説されていますが、
実は知らず知らずに疲労をためている場所が体の他の部分にあるんです。

 

 

その1つ1つにもスポットを当てて丁寧に解説してくれるのがこの本です。

 

 

首や肩や背中や腰、これだけでも1500円なんて安いと思わされますが、
こんなところのことまで教えてくれるの?とページをめくるのが楽しくなりました。

 

 

全部やると時間もかかってしまうので、
気になるところややってみたいところをやるのがいいと思います。

 

 

あ!

 

 

ってピンときたところがたぶんあなたのケアが必要なところです。

 

 

デメリットはある?

 

 

タイトルがキャッチーなところかなと思います。

 

『体のゆがみの9割は自分で治せる』なんて、売るためのキャッチーなタイトルですよね。

 

こういう本って中身薄いんじゃない?なんて思いませんか?(笑)

 

私もちょっと思ってました。

 

それはいい意味で裏切られました。

 

 

タイトルはこれですが、中身の濃い1冊です。

 

 

買って良かった??

 

 

 

体のゆがみについてはこれ1冊でいいですね。

 

何がいいって、【セルフケア】というところです。

 

確かに人前ではやりにくいストレッチ方法もありますが、
こっそりひとりでできる方法もたくさんあります。

 

このひとりでもできる方法がたくさん載っているのがいいです。

 

それからこの本は【体のつながり】もかなり意識して書かれています。

 

痛みを感じる部位としてはAという場所だけれど、
実はこういう体の全体の理由でそこが痛んでいる場合があるといったケースもたくさん紹介してくれます。

 

ただのストレッチのノウハウ集ではなく、
体のつながりや、心のつながりを細かく教えてくれる中身の濃い1冊です。

 

 

肩こりや目覚めた時の腰の痛み。

 

 

お子さんが目が痛い、耳が痛い、においが痛い、といったり、
発達障害と診断されて姿勢が悪いなら、このストレッチ方法を試してみてください。

 

体のゆがみの9割は自分で治せる [ 丸山晴嗣 ]

 

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