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『スタンフォード式疲れない体』のレビュー〜正しく疲れる大切さ

 

きちんと疲れると、疲れない体が手に入る!

 

書籍データ
タイトル:『スタンフォード式疲れない体』
著者:山田和夫
出版社:サンマーク出版
発行年:2018年5月30日

 

こんなことを聞いたことがありませんか?

 

 

発達障害の方は疲れやすい、と。

 

 

でも、こんなことも聞いたことがありますよね。

 

 

発達障害の方は過集中になりやすい、と。

 

 

結局、どっちなの?ってなりませんか?

 

 

これは、神経の伝達が上手くいってないという証拠です。
発達障害の方は、このどちらか、または両方持っています。

 

 

この神経の伝達のやりとりがおかしくなると、発達障害と診断される症状が出るのではないか?

 

私はそんな風に考えています。

 

 

この神経の伝達のやりとりがおかしくなる原因が【体のゆがみ】なんです。

 

 

 

 

人間の内臓は左右対称ではありません。
なので、重力に任せてただ過ごす・生きるだけで体はゆがみます。

 

 

至る所に整骨院があり、なんで?と思ったことがありませんか?
そうなんです。全人類どうしてもゆがむので、あの商売は成り立つんですね。

 

 

体がゆがむから、脳もゆがむとも言えるでしょうね。
そう考えれば、人類みんな発達障害ともいえるわけです。

 

 

さて、この【体のゆがみ】は、自律神経の交感神経系と副交感神経の切り替えを乱れさせ、
体の情報を脳におくる、または、脳の指令を体におくる中枢神経に影響をあたえます。

 

 

副交感神経というのは、身体をやすめるための神経と考えればいいでしょう。
交感神経というのは、緊張したり、興奮したり、そういう神経です。

 

 

基本的には、交感神経のほうが優位になりやすいようです。
なぜなら、身を守るとっさの行動をとるためにもともとの機能としてそうなっているようです。

 

 

1日、2日なら、それでもよいと思います。
でも、それが慢性的に続けば、身体は休まらず、疲労は蓄積されていきます。

 

 

これが、発達障害のお子さんが疲れやすい原因の1つだと思います。

 

 

また、その疲れを上手く脳と体でやりとりできなくなると、これも問題になります。

 

本来は疲れを感じてやめて休まなくてはいけない。
だけど、やり続けてしまう。気づいたら、動けない。

 

 

これが過集中につながっていくんですね。

 

 

スタンフォード式疲れない体は、その名の通り、疲れない体を目指している方のための本ですし、
一流スポ―ツ選手のための本でもあります。

 

 

だけど、この【体のゆがみ】と神経のやりとりはつながっているんです。

 

 

だとしたら、このことを知っていれば、
あなたのお子さんの発達障害の改善に一歩近づけると思うんです。

 

 

この本はそのための本です。

 

 

では、この本のいいところを3つにまとめます。

 

 

1、体のゆがみがとれる。

 

当たり前ですが、
【体のゆがみ】をとる方法がきちんと掲載されています。

 

 

そして、超簡単!

 

 

1日1分でできます!

 

 

やらない理由がないです。
寝る前にやると、よく眠れますよ。

 

 

体のゆがみをとってあげると、きちんと自分の疲れを認識してくれます、脳が。

 

 

だから、ちゃんと眠れるようになります。

 

 

2、疲れない体がわかる。

 

 

疲れない体というのは、本当に疲れない体ではありません。

 

疲れを感じ、きちんと休め、さらに体を強くしていく。

 

この流れが大事なんです。

 

 

疲れを感じないことがいいわけではないんです。

 

 

そうじゃなくて、疲れを感じることで、体というのはきちんと休むんです。

 

 

そして、休むから、強い体になっていくんです。

 

この流れがわかったのは本当に大きなことでした。

 

 

3、眠れない理由がわかる。

 

 

発達障害のお子さんは、寝るのが下手な子が多いです。

 

その理由がわかりますし、その対処法もわかります。

 

 

きちんと疲れを感じる体をつくり、
きちんと眠れる環境をつくる。

 

 

この2つがわかります。

 

 

だから、眠れない理由も、眠れるようになる方法もわかる。

 

 

眠れるようになれば、当たり前ですが、体調はアップしますし、
発達障害のお子さんのこまった行動も緩和されていきます。

 

 

デメリットはある?

 

食事についての言及もあるのですが、
ちょっとストイックすぎるかもしれません。

 

 

食事ついては実践しにくいかもしれませんので、

 

私のこのページや、こういった本を参考にしてください。

 

 

 

買って良かった?

 

 

サンマーク出版さんの「スタンフォード式」シリーズは、
読みやすいのがいいです。

 

 

大事なことだけひろっていくこともできますし、
最初は全部読んで、2周目は大事なところだけひろうこともできる。

 

 

そんな読みやすい形になっているのがいいです。

 

 

内容は上記のとおり紹介させていただきました。

 

 

私が今までたくさんの読書をしてきて、
発達障害のお子さんをなんとかするなら「発達障害」とタイトルにある本は、基本的に避けたほうがいいということです。

 

 

そうではなくて、人間としてのあり方、人間を鍛える方法のほうがかえって、
発達障害の改善につながる方法が書かれてあります。

 

 

このスタンフォード式疲れない体もその1冊。

 

 

ぜひ、力にしてくださいね。

 

スタンフォード式疲れない体 [ 山田知生 ]

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