管理人からのお知らせ

『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』のレビュー本との出会いがあなたを救う

 

『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』のレビュー本との出会いがあなたを救う

 

タイトル:うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった
著者:藤川徳美
出版社:光文社
発行年:2017年7月20日

 

著者である藤川徳美先生は、
2008年に「ふじかわ心療内科クリニック」(広島にあります)を開院されています。

 

そこでは、もちろん、薬を使った医学的なアプローチと、
栄養学的なアプローチをされている先生だそうです。

 

 

私も含めて、
発達障害のお子さんを持つ、お父さん、お母さん、
そして、発達障害を持っているお子さんすべて、「栄養不足」です。

 

体型的に太っている、痩せているは、あまり関係ありません。

 

太っていても、栄養不足である場合はありますし、
痩せていても、十分な栄養はとれている場合があります。

 

大切なことは、人間に大切な栄養素を知り、
積極的に、食事を見直して、日々、自分の体調を確認していくことです。

 

私自身、30半ばになり、
身体の変化を感じます。

 

1番の変化は、
夜、眠れないようになった、ということです。

 

 

私は眠るのが好きで、
眠れない、不眠症なんかは自分とは関係がないと思っていました。

 

 

ですが、眠れなくなってきました。

 

といっても、毎日、7〜8時間の睡眠時間は確保していますが(笑)

 

それでも、眠れないという状態が1時間ほど続くと、すごく「不快」です。

 

また、あの眠れない「不快」な夜が来るかと思うと、
すごく嫌な気分になります。

 

 

そこで、こんな実験をしました。

 

1日目

 

インスタントラーメンを野菜たっぷりにして食べる。
夜ご飯は、天丼。

 

2日目

 

3食きちんと食べる。
夜は白ごはんは食べずに、
コンビニのサラダチキンを食べる。

 

3日目

 

3食きちんと食べる。
夜は白ごはんを抜いて、
鯖の塩焼きを食べる。

 

で、寝てみると、
1日目が寝づらく、次に3日目、2日目が最も寝やすかったです。

 

 

これは、肉のタンパク質が、
心身に好影響を与えたのでは?と考えています。

 

人間は肉食として発展し、
やはり、魚よりも肉のほうが、質のいいタンパク質が摂れるようです。

 

1日目のように、
「肉」がない食事で、さらにインスタントラーメンや、天丼といったものだと、
吸収に悪く、寝つきが悪くなることがわかりました。

 

 

また、栄養のバランスもとれていないので、
やはり、体には良くない反応が返ってきます。

 

このことがわかるようになったのは、
この本を読んだからなんです。

 

「鉄」を中心に体を作る栄養素について知識を得られて、
意識を向けていたから、寝付けない理由もわかり、慌てることがなくなったんです。

 

 

これが、何も知らない状態だと、
寝られない不快さを感じただけでパニックになっていたかもしれません。

 

 

知識を身に着けることで、
客観的にその状態を分析し、次にどうしようかということに備えることができます。

 

 

その意味でも、栄養についての知識を得たいとき、
1000円もしないこの本が強い味方になってくれます。

 

 

では、この本の3つの特徴を書いていきます。

 

 

1、栄養素

 

「鉄」を中心に、栄養素の働きが詳しくわかりやすく解説されます。

 

人間の歴史だけではなく、
生物の進化の歴史を紐解きながら、
人間と栄養素の深いかかわりについて解説していきます。

 

 

読んだ後は、
自分の身体に入れる食べ物への意識が変わっていくでしょう。

 

2、医学界の真実

 

この本が圧倒的にすごいのはここです。
ご自身も医者でありながら、医学界の「負」の側面を、
隠すところなく書いています。

 

 

私が、「アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル」を手に入れた時、
正直、医者の書く本よりも、このイーブックのほうが、
中身も濃いし、絶対に発達障害の治療・改善には役に立つのに・・・・

 

と思いました。

 

 

それでも、医師が書いたほうがいいのかなぁ、という、
医師という権威にどうしても引きずられてしまっていました。

 

でも、その私の思いは、正しかったということがわかりました。

 

現在進行形で、最新の医学は、
医学界に出るよりも、志がある医師は、本やイーブックで、自身の最新の研究を発表するのだそうです。

 

それは、メリットであり、デメリットでもあります。

 

それを受け取る私たちがある程度、良い情報か悪い情報かを見抜く目が必要になるからです。

 

それでも、医学の最新の情報は、
本やイーブックという形で世に出される、ということを指摘しているということは覚えておきたいです。

 

3、豊富な具体例

 

私が良い本か悪い本かを決める1番の決め手はここですね。

 

具体例がいくつあるか。

 

実際の患者さんの話でもいいですし、
具体的な食品の話や料理の話、

 

つまり、この本を読んで実践する人が、
実践できる材料をどれだけ提供しているか、

 

これが、私の判断基準です。

 

 

この本も新書の中に、
これでもかと具体例が詰め込んであり、
この1冊にかける藤川徳美先生の思いが伝わってきます。

 

 

デメリットはある?

 

詳しすぎるので、普通に新書を読む感覚で読むと、
つらくなるかもしれません。

 

なかなか読み切れないので、
何回かに分けて読む、ということを覚えておくといいと思います。

 

 

買ってよかった?

 

 

正直、もっと、早く欲しかった本です。

 

特に、医師の世界に起こりつつある新しい流れ・動きについては、
絶対に、私達は知っておくべきです。

 

 

志のある医師、最前線で治療にあたっている医師は、
論文を書かずに本を書く、というところです。

 

 

つまり、私達が本を読むことは、
今、最前線の治療方法を手に入れることになります。

 

病院に行くよりも、まずは、本という時代はもうすぐそこまで来ています。

 

うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった [ 藤川徳美 ]

管理人からのお知らせ