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『お医者さんがつくった妊娠・出産の本』を読んで

 

『お医者さんがつくった妊娠・出産の本』を読んで

 

先日、『お医者さんがつくった妊娠・出産の本』というのを手に入れました。
私も、そろそろ子どもが欲しいので、参考にさせてもらっています。

 

これは、妊娠がわかると、
無料で配布されるみたいですね。

 

インターネット上でも、
無料でアップされている本&電子書籍になります。

 

電子書籍といっても、PDFなどの形式になっているのではなく、
インターネット上のサイトの記事としてアップされているので、
気になるところだけ読むことが可能です。

 

気になる方は、下記のアドレスからどうぞ。
https://akasugu.fcart.jp/babyplus/8tuJs/

 

私が今回紹介したいのが、
妊娠した女性のパートナーに向けた記事です。

 

 

つまり、旦那さんに向けての記事ですね。

 

 

 

 

執筆されたのは、
安藤哲也先生で、
NPO法人ファザーリングジャパンの代表の方です。

 

 

ここには、赤ちゃん、子ども、そして、お母さんにとって、
いいお父さんとはどんなものか、ということが書かれています。

 

 

育児を手伝いましょう。
お母さんを励ましましょう。
できるだけ仕事を早く切り上げて帰ってきましょう。

 

そんなどこにでも書いてあるような、
そんな誰でも思いつくようなそんな記事ではないんです。

 

 

ここに書いてあるのは、
良いお父さんというのは、子どもが生まれる前までの意識や、
これまでの父親像という常識にとらわれている意識を改革して、
家族と一緒に成長する父親になろうと書いています。

 

 

これを読みながら、
残念なお父さんも多いなと思いました。

 

 

最近では、少し高齢の方のお子さんや、
長い不妊治療のすえ、やっと生まれたというお子さんを、
私の塾で預かることが増えてきています。

 

 

正直・・・・あまり、受け入れたくありません。

 

 

というのも、お父さん、お母さんが、
行き過ぎるほど、お子さんを溺愛されているからです。

 

 

過ぎたるは及ばざるがごとし

 

 

とあるように、
子育てを放棄するのは問題外ですが、
子どもを溺愛しすぎるのも、子育て放棄と同じくらい有害です。

 

 

ある小学校4年生の女の子の話です。

 

学童がなくなるということで、
お父さん、お母さんが少し遅くなる日に、
塾に来られるようになりました。

 

 

入塾前の授業の体験日、お父さんが来られ、
1時間の授業でしたが、ずっと、お子さんの横にいらっしゃいました。

 

 

小学校4年生のお子さんのテキストをめくったり、
プリントにかいがいしく女の子の名前を書いてあげたり、
えんぴつの芯が折れたら、すぐにお父さん削って、娘さんに渡していました。

 

 

お子さんは、嫌がる風でもなく、
当然という感じで、お父さんのすることを受け入れていました。

 

 

それを見ている我々、塾側の人間はドン引きしていましたが・・・・

 

そして、その子が入塾することが決まった日、
1人の女の子が塾をやめて、1人の女の子が、その子が来ない日にしてほしいという連絡がありました。

 

 

色々話を聞いてみると、
同世代の女の子にかなり嫌われているということがわかりました。

 

 

塾で話す分にはいい子なんですが、
同世代の子からすると、とてもわがままなんだとか。

 

 

お父さんの、溺愛ぶりを見ると、
家ではなんでも許されているのかもしれません。

 

 

子育ての目的は、
子どもを大人の都合のよい女の子に仕立てあげることではないと思います。

 

 

いつまでもお父さんが大好きな娘を作り上げることでもありませんよね。

 

 

その子の場合、お父さんの目的が、
娘さんに好かれるパパでありたい、ということになっていて、
お子さんが社会的にきちんと生きていけるかどうか、ではないんですね。

 

 

同世代に彼女の友達になってくれるような子が1人もいなかったら・・・・
いくら、お父さんと仲が良くてもそれって、幸せなことではないですよね。

 

 

社会できちんと生きていける大人にすること、これが親の仕事じゃないのかな、と、
偉そうですが、思ってしまいます。

 

 

安藤哲也先生は、
『お医者さんがつくった妊娠・出産の本』の中で、
こんな風におっしゃいます。

 

『子どもと良好な関係を築きたいのであれば、毎日少しの時間でもいいから子どもに関わることが肝心です。でもやはり帰れないお父さんはぜひ両親学級や父親セミナーを積極的に受けてみてください。育休を取ったり、仕事と両立しながら子育てを楽しむ多様な父親の姿を知り、自分の中の古いOSが入れ替わることでしょう。』

 

 

良い子育てに最も大切なことは、こうした【意識改革】だと、
安藤先生は言います。

 

また、
他の世のお父さんの姿を見ることで、
自分の子育てのかかわり方や、自己満足な子育てを是正する意識の改革になっていくと思います。

 

 

自分自身も子育てに参加し、
子育てに参加したい、子育て初心者のお父さんをたくさん見てきた安藤先生が、
最も伝えたいことが「意識の改革」なんです。

 

 

子育てに必要なのは、「イクメン」としての能力ではなく、
「意識の改革」なんですね。

 

 

結局、健全な子育てというのは、
常に、自分の頭の中をアップデートしていくことなんですね。

 

 

こうしたほうがいい、
ああしたほうがいい、

 

 

そういった何か絶対的なルールがあって、
それを守らなければいけないっていうのものではなく、
常に、学び、頭の中をアップデートしていく。

 

 

それが必要なんですね。
そうすることで、子どもの年齢が上がったり、
家族のステージが上がったときに、自分を変えることができるんですね。

 

 

いいお父さんというのは、
子どもの変化、パートナーの変化、家族の変化に、ついていけるお父さんだと思います。

 

 

勉強していくことって、
どんな時でも大事なんだって、私は改めて分かりました。

 

 

赤ちゃんが生まれる前から、
このような本が、お父さん、お母さんに配られるわけです。

 

 

 

このページを開くと最初にこう書いてありますよね。
https://akasugu.fcart.jp/babyplus/8tuJs/

 

「OSを入れ替えるつもりで育児に取り組もう!笑っているお父さんになって、家族といっしょに成長を。」

 

いいお父さんになるには、
いいお父さんだよってなるわけではなくて、
家族と一緒に成長できる人がいいお父さんなんですね。

 

 

  • セミナー
  • 本で勉強
  • お父さんの集まりに顔を出す

 

なんでもいいんですけど、
今まで自分の知らなかったことをしって、自分の意識を変えていく。

 

 

それが大切なんだって、改めて思いました。

 

 

逆にいえば、改めて、妊娠・出産の時期に合わせて、
渡されるこの本に、こういう記事が書かれているというのは、
自分の意識改革ができないお父さんが多いんでしょうね。

 

 

自分の意識を変えるために何ができるか?

 

 

それを常に意識してみてくださいね。

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