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ADHDの人が怒りっぽいのはなぜでしょうか?

 

ADHDの人が怒りっぽいのはなぜでしょうか?

 

 

 

ADHDの人は司馬理英子先生によると、

 

攻撃的な「ジャイアン型」
ボーっとしてしまう「のび太型」

 

 

この2つに分かれるとされます。

 

もちろん、ボーっと型の「のび太型」のほうにも、攻撃性はつまっていて、
ドラえもんを見ていると、
ある話ではここぞとばかりに、ジャイアンやスネ夫に仕返しをするのび太の姿が描かれます。

 

 

「ジャイアン型」のADHDの子は本当に怒りやすく、
発達障害のことが何もわかっていない時は、子供や親の気持ちも省みずに、
私は私の塾からそういった子たちを退塾させていたこともありました。

 

 

今は、できる限り、お父さん、お母さんといったご家族の方と協力して、
この「ジャイアン型」のADHDの子たちの怒りの原因を取ることをまずしています。

怒りっぽいADHDの方の怒りの理由

それは、脳の力が、他のことに奪われているからです。

 

 

 

医学博士で、「脳の学校」代表の、
加藤俊徳先生が、その著書『脳コンディショニング』(かんき出版 2015年12月14日)で、こう言っています。

 

 

すぐに怒ってしまう=頭の悪い状態

 

 

どういうことかというと、
脳は、常にフラットな状態ではないんです。

 

身体の「痛み」「苦しみ」などを抱えていると、
それを感じることに、脳の中の力のある程度を使ってしまい、
新しい情報を処理するときに、処理しきれず、「怒り」になってしまうんです。

 

 

  • すぐに怒りだすお年寄り。
  • すぐに泣きだす赤ちゃん。
  • ちょっと転んだだけで泣き出す小さな子。

 

 

年齢は全く違いますが、理由は同じです。

 

 

お年寄りは、体の不調が長く続くことがあります。
それが続くと、怒りっぽくなります。

 

 

笑顔で、温和なお年寄りの方も大勢いますよね。
その人たちは、体の不調で脳の力を使っていないので、笑顔なんです。

 

すぐに泣いてしまう赤ちゃんも、
新しい情報が処理しきれず泣いてしまうんです。

 

この場合は、脳の力がまだ弱いために、そうなります。

 

 

ちょっと転んだだけで泣いてしまう子も、
痛みと、自分が転んだだけ、という状況を整理できずに、
パニックになって泣いてしまっているわけです。

 

こんな風に、脳に負荷がかかっている状態だと、
脳が疲れやすいために、怒りっぽくなります。

 

これが、加藤俊徳先生の言う頭の悪い状態です。

 

 

そして、この脳の力を最初からある程度使ってしまっている状態が続いているのが、
ADHDの方の特徴です。

 

 

そして、それは、日々の食事によるところが大きいのでは?

 

 

ということがわかっています。

 

 

発達障害の症状が改善されたという報告が多いのが、
学校給食の牛乳を飲まないようにしたら、治った、というものです。

 

治ったという表現でいいのか、
改善されたという表現のほうがいいのか、

 

ということはおいておいて、
牛乳をやめるだけで、偏食、いらいら、便秘、などが治るのだそうです。

 

 

牛乳に限らず、「乳」というのは、
基本的に小さい子が飲むもので、
大人になっても楽しむのは人間くらいなんだそうです。

 

本当に体にいいもの、必要なものであれば、
他の動物も飲み続けるはずです。

 

しかし、

 

現実はそうではありません。

 

 

だからといって、牛乳が「悪」というわけでもありません。

 

 

牛乳が合わない人がいる、という事実があるだけです。

 

そして、牛乳が合わないと、
腸の調子が悪くなり、その不調は脳に伝わり、脳の力を奪います。

 

 

そこへ、

 

 

  • 学校のこと、
  • 家のこと、
  • 宿題のこと、

 

などがやってくると、イライラしてしまうんです。

 

 

これが、ADHDの方がイライラしてしまう理由です。

 

 

これを防ぐには、
食事に注意して、その子にあった食事に変えていく必要があります。

 

 

そして、万人に共通する食事療法というのはありません。

 

 

というのも、牛乳が発達障害を悪化させているなら、
日本人全員が、ADHDやアスペルガー症候群と診断される症状を発症させているはずです。

 

 

私も時々、無性にヨーグルトが食べたくなり、食べることがありますが、
嫁を罵倒したりすることはありません。

 

 

牛乳を飲んで、発達障害が悪化する人もいれば、
牛乳を飲んで、特に変わらない人もいるんです。

 

 

お酒に置きかえればさらにわかります。

 

 

お酒を飲んで、いくらでも飲めるという人もいれば、
お酒を飲んで、一杯で赤くなり、吐き気が来る人もいます。

 

 

ちなみに、私は、ビール一杯、チューハイ一杯でも吐きます。

 

 

これは、アルコール分解物質が先天的に少なく、
場数をこなせば、飲めるようになるわけではありません。

 

 

牛乳も一緒で、毎日、飲むから慣れるものではなく、
先天的な消化能力によります。

 

 

私は、お肉やバター系の食品を食べるとすぐにコレステロール値が上がりますが、
私の嫁は好きなだけ食べていても、まったく上がりません。

 

 

私はコーヒーが大好きですが、
嫁はコーヒーが大嫌いです。

 

 

人によるんです。

 

 

それでも、食品が発達障害を悪化させる一因であるということは知っておいて損はありません。

 

 

なぜなら、発達障害が改善する可能性があるからです。

 

現に、牛乳をやめるだけで、劇的に症状が改善する人がいます。

 

牛乳だけではありません。

 

発達障害が悪化する原因となっている食物はたくさんあります。

 

 

たくさんの発達障害に関する書籍の中で、その食べ物に関して詳しく書いてあるものは限られてきます。

 

 

アスペルガーADHD発達障害改善マニュアル

 

 

私としては、このイーブック以外では見たことがありません。

 

 

外的なトレーニング方法は、実践できますし、私も特典にしています。

 

ぜひ、この食事による改善を考えてみてくださいね。

 

 

 

 

「怒り」の理由は知っておいてください。
そして、それが続くと、脳が老化していきます。

 

注意してくださいね。

 


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