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発達障害の指導を学校に頼ってはいけない

発達障害の指導を学校に頼ってはいけない

 

 

 

発達障害の指導を学校に頼ってはいけないという話です。

 

 

発達障害児の指導を、
学校に期待しても無駄です。

 

 

よく知っている先生にうまくあたって、
上手に対応してもらえたら、ラッキー!くらいに思っておきましょう。

 

とある、私の知り合いの高校の先生に聞いた話です。
これは、1つの例として、捉えておいてください。

 

 

その高校は私立高校で、
大学の附属高校であり、普通に過ごしていれば、そのままその附属大学に進学できます。

 

彼が担当していた(担任ではなく、教科として)
クラスに、アスペルガー症候群と診断された生徒がいました。

 

 

学年会議が開かれ、そのことが会議で確認されました。

 

こんな内容だったそうです。
「彼は、病院でアスペルガー症候群と診断されました。
しかし、彼本人はそのことを知りません。
お母さんも、できるだけ知られたくないようで、本人には言わないでほしいとおっしゃっています。
この点を留意して、指導にあたってください。以上。」

 

 

友人をはじめ、その学年の先生の戸惑いは相当だったもので、
本人に知られずに、どう指導に当たればいいのか、非常に困ったそうです。

 

 

やんちゃな性格の生徒でもないので、
授業中はそこまで邪魔になることもなかったそうです。

 

ただし、一度、しゃべりだすと、壊れたロボットのように、
永遠しゃべり続けるので、毎回の授業で、今日は大人しくしておいてくれと祈るように授業に言っていたそうです。

 

 

一度、強面の先生がその子を叱ったときに、
「今大事なこと話してるから、邪魔しないで」

 

と普通に返してきたときは、
一瞬即発になったそうで、
本気で、退学させようかという会議まで開かれたそうです。

 

 

しゃべり続ける癖は、
彼に質問を投げかけて、意識を変えてやることで、変わることがわかり、
なんとかおさまったそうですが、一歩間違えば、彼は退学になっていました。

 

 

ここで、注目しておきたいのが、
彼のお母さんが、「彼に彼の特性を知られずに、上手く指導だけしろ」ともとめたことが、
先生方のストレスとなり、退学という話が、彼やそのお母さんの知らないところで出てしまったということです。

 

 

基本的に、学校は勉強をしに行くところであって、
子どものしつけなどをするところではありません。

 

 

 

確かに、私立の学校になると、
安くない授業料を払うわけですが、なんでも受けてくれるサービス業者ではありません。

 

 

これを勘違いしてしまうと、
「退学させられてしまう」ということです。

 

 

特に、この生徒さんの場合、
成績は優秀とのことだったので、「アスペルガー症候群のことを本人に言わずになんとかしてほしい」という、
無茶なお願いをしなければ、良かったんです。

 

「アスペルガー症候群と診断されたので、
失礼なことがあるかもしれませんが、その時は、叱ってやってください」

 

 

こう言い換えるだけで、
おそらく問題にはならなかったでしょう。

 

 

発達障害の改善だけの問題ではなく、
親の学校へのお願いの仕方1つで、その子の未来は変わってしまうんです。

 

 

変に学校に期待してしまうと、
学校とその子どもとの関係がこじれてしまうことがあります。

 

 

学校に期待することはやめましょう。

 

 

期待をするというか、期待を押し付けることはやめましょう。

 

 

そうするだけで、
気持が楽になりますよ。

 

で、学校にいけないなら、塾とかフリースクールで学べばいいんです。

 

 

学ぶ力さえあれば、人間はどこからだってやり直せるんですから。

 

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