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各都道府県にある発達障害の支援センターってどんなことをしてくれるの??

発達障害の支援センターってどんなことをしてくれるの??

 

各都道府県に義務付けられている発達障害支援センターの設置。

 

では、実際にどんなことをしているのか?

 

 

発達障害支援センターは主に、5つの仕事をしていると思ってください。

 

1、相談
2、訪問相談
3、就労支援
4、啓発活動
5、情報発信

 

の5つです。

 

一緒にしていたり、より細かく分けているところもありますが、
基本はこの5つだと思ってください。

 

それでは、5つの活動を見ていきます。

 

 

 

1、相談について

 

これはその通りで、発達障害とは何か?という初歩的な質問から、
どの病院にかかればいいか、今後、どうしていくべきか、など幅広く相談できます。
その場で助言ができることもありますし、
専門機関にかかってくださいという指示もあります。
とにかく、わからないこともわからないということを伝えるのもありです。
とりあえず、利用するのが大切です。

 

2、訪問相談

 

これは、説明が難しいのですが、
支援センターの職員さんが、引きこもりなど外に出るのが難しい方のために、
家に来る、という訪問相談という言葉どおりの支援もあります。
また、ボランティア団体やお他の支援センターと連携して、
そこで活動をしてもらうということもあります。
相談というよりは、発達障害の改善に向けて、活動のいったん、と捉えたほうがいいかと思います。
これは、支援センターの提案によりなされることが多く、基本は、こちらが相談に行き、
今後の方針を一緒に相談してください。

 

 

3、就労支援

 

ご本人でされてもいいのですが、発達障害の方は、
個々にできること、できないことがあります。
向いている仕事や続けられそうな仕事など、
一緒に考える人に寄り添ってもらいながら、就職活動をすることができます。

 

 

4、啓発活動

 

発達障害は、脳の機能障害のため、遺伝的な側面がつよいんです。
だから、家族で発達障害の治療を受けたほうが、本人もより早く改善・緩和していきます。
支援センターでは、本人への支援だけではなくて、家族についても、
その理解や、家族の発達障害の支援もしてくれます。
(もちろん、センターの規模、人員によってその質は変わります。)

 

 

5、情報発信

 

発達障害の支援は、今後、増加の一途をたどると思います。
だからこそ、国民ひとりひとりが発達障害の理解をすることが大切です。
そのための情報発信活動も支援センターの役割です。

 

 

支援センターを利用する注意点

 

 

1つだけ、

 

依存しすぎない、過度な期待を押し付けない、です。

 

 

発達障害は、遺伝的な脳の機能障害ではありますが、
複合的な要因により、様々なことが混ざり合って、今の症状があります。

 

支援センターに限らず、
病院に行けば治る。
発達障害の支援センターに行けば誰かがなんとかしてくれる。

 

こういった姿勢は間違いです。

 

病院、支援センター、インターネットや書籍にある治療法の収集、自分の努力、まわりの努力、
これらがあわさって、やっとよくなっていくものです。

 

ここ1つだけで・・・・のように、過度な期待の押し付けはやめましょう。

 

要求が大きくなればなるほど、人の心理としては、
あなたのことから離れていきますので、ほどほどの距離感で付き合っていきましょう。

 

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