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親のせいで発達障害になる子|発達障害をつくる親の口癖・行動ベスト3

意外に知られていない!?

親のせいで発達障害になる子

 

発達障害をつくる親の口癖・行動ベスト3

 

 

 

発達障害は、脳の機能障害であり、
親のしつけ・育て方は関係ない、という声があります。

 

一方で、家庭の機能不全が、
発達障害を助長させる、という意見も多々あります。

 

まずは、ここの違いを整理しておきましょう。

 

たとえば、小学校の高学年になっても、忘れ物が多いお子さんがいたとして、
幼稚園・保育園や、小学校低学年までの自分の育て方が悪かったのか。

 

と思い悩む必要はないということです。

 

一方で、
自分は間違っていない、
自分は正しい、
私の子どもなんだからこうだ、

 

という親の一方的な価値観で、
子どもを縛り付けている親は、子どもを発達障害にさせてしまう可能性があります。

 

 

もう少し推測すると、
発達障害に悩むお母さんは、自分を責めてしまう傾向にあるのでしょう。

 

医療機関を受診した時点で、
さんざん、父親や姑に、「あなたの育て方が悪い」と責められている。

 

お母さん自体が、鬱の一歩手前など、
そういう状態になっているので、
現場の方々は、まずは、自分を責めないでほしい。

 

それは、もともとのお子さんの特性なのだから、そう伝えたくて、
発達障害は脳の機能障害であり、親のしつけ・育て方は関係ないという話になっているのだと思います。

 

 

しかし、教育の現場、学校や塾にいると、
明らかに親のせいで、発達障害になっているお子さん、親のせいで、今後、発達障害をこじらせるかもしれないお子さんが、多数いるのも事実です。

 

 

これは、500人以上を見てきた、
私の経験から、発達障害をつくってしまう親の口癖・行動ベスト3を書いていきます。

ADHDやアスペルガー症候群をつくるダメ親の「口癖」「行動」

『次にいい点取れなかったら、○○は没収ね。/〇〇させません。』

 

 

 

ダメ親の典型です。
宿題するまで、テレビやゲーム禁止。
これはオッケーです。

 

これ、企業に当てはめたら、わかります。

 

来月の売り上げ、○○万円達成できなかったら、
ボーナスなしです。

 

 

あなたはこんな企業に当たったらどうしますか?

 

 

私なら転職を考えます。

 

 

子どもも、どんどん、親の言うことを聞かなくなります。

 

どうせ、私に何も期待していないんでしょ、と。

 

 

宿題終わってから、テレビ・ゲームはその日で決着がつきます。

 

それに対して、定期テストなどの点数で、
禁止の取引をすると、ただでさえ、テストでストレスをためている彼らに、
更なるストレスを与えます。

 

そして、自尊心を低下させます。

 

たとえ、どんなダメ親であっても、
子どもにとって親は親、その親に、否定されたら、彼らの精神は歪みます。

 

この歪みが、発達障害を悪化させたり、
発達障害の特性はないはずだったのに、徐々に発達障害の特性が出てくるようになります。

 

全ての人間は発達障害なんです。
能力、特性に凸凹があります。

 

この凸凹がひどくなると発達障害の症状が出てきます。

 

良くないストレスは、脳の神経の成長を妨げますし、
健全な心の成長も妨げます。

 

 

『次にいい点取れなかったら、○○は没収ね。/〇〇させません。』という親は、
子どものためではなく、いい点を取る子どもが欲しいという自分の満足を、
子どもに押し付けているんです。

 

 

出来たことをほめてあげましょう。

 

 

そういうスタイルに自分を変えていくんです。

 

親は大人です。
子どもに変われと願うよりも、自分が変わる方が確実です。

 

『〇〇くん/〇〇ちゃんは、やればできる子なんです』

 

 

これも、ダメ親のよく言う言葉ですね。

 

 

これって、子どもを信じているように見えて、
信じていないんですよね。

 

 

逆に言えば、
今のこの子は頑張っていないから、ダメな子なんです。

 

と言っているように聞こえます。

 

『本当はいい子なんです』も、
今の状況を親が認められていないということですよね。

 

 

こういうことを言う親の子どもは、
「あいつは口ばっかりだ。」
「あの人の言うことは信じられない。」

 

と、親を嫌うどころか憎んでさえいる言葉を、
子どもからよく聞きます。

 

 

おそらく、お母さんも、
子どもに、心の底から信頼されていないということを、なんとなく無意識に感じているのではないかと思うんです。

 

それを認めたくなくて、
『やればできる子なんです』と今の現実を認めずに、
どこにあるかもわからない理想を見てしまう。

 

 

目の前にいる自分を見ようともしない親を、子どもが信頼するわけありませんよね。

 

 

この手の親の子は、
記憶障害、識字障害といった問題を抱えていることが多いです。

 

特に文献でそういった話があるわけではありませんが、
私の実感として、親が子どもをまっすぐに認めていない場合、その子どもの多くに、
普通の子では見られない症状が見られます。

 

記憶が飛んだり、
文字の読み書きが急にできなかったり、
よくわからない嘘をついたり、

 

言葉は悪いですが、気味が悪い、という感想が出るような症状が出てきます。

 

 

『このやればできる子なんです。』という親がいたら、
周りの人は優先的にお子さんをケアしてあげてください。

 

『いい塾に入れたがる』

 

 

 

各都道府県には、
それぞれ有名な進学塾があります。

 

私が見てきた中で中学生でダメになるお子さんの一番多い例が、
親がいい塾に入れてしまったせいで、子どもが荒れたり、引きこもりになるケースです。

 

 

公立の小学校でよくできた、
割と昔から賢かった、
明らかに発達障害・発育障害があるのに、評判がいいからと塾に入れた

 

これらのケースで、
お子さんが塾で、感じなくてもいい「挫折感」を味わい、
非行に走ったり、
引きこもりになったり、
結局、支援クラスに入ったり、
という事例を私は何度も見てきました。

 

 

私の地域の進学塾に入り、
非行に走ったり、引きこもりになった子を、
私の塾では受け入れていました。

 

 

それでも、成績を立て直すことは難しく、
お父さん、お母さん、本人と話し合い、
通いやすい、安心できる学校をみんなで探し、納得した進路を取るように指導します。

 

 

いまだに、偏差値が高い学校がいい学校だと、思い込んでいる親がいます。

 

そんな時代は終わりました。

 

その子にあった学校がいい学校なんです。

 

それから、私の塾の評判を聞きつけて、
明らかに発達障害や発育障害があり、支援学級に行かなければいけないお子さんが、
入ってくることもあります。

 

 

入塾の時点で、
何度も、成績は上がらないし、支援クラスに行く決断も必要ですよ。
と言いましたが、頑なに譲らず、入塾してしばらくすると、
やっぱり、やめます、と去っていきます。

 

 

塾にいる生徒に、
そのあとのその子たちの様子を聞くと、
学校に来なくなったり、
引っ越したり、
支援クラスに入ったり、
学校からは、成績はつけられません、普通の高校への進学は諦めてください、
と言われたり、ということを聞きました。

 

塾であったり、勉強と言うのは子どものために行かせたり、させたりするもので、
親が自分の将来の安心が欲しいがために、
または、まわりへの見栄のために、
望まない塾や勉強をさせれば、必ずそのしっぺ返しは来ます。

 

 

無理な進学塾への入塾は、
子どもだけではなく、家族全体に大きな負担となって返ってくる可能性が大いにあります。

 

気をつけてください。

 

 

以上、3つのケースを紹介しました。

 

 

発達障害を悪化させる、もしくは、
発達障害の要因を引き出してしまう親の行動というのはあります。

 

 

自分はいい親だと、変に思っている親ほど、
子どもの発達障害を悪化させます。

 

ADHDやアスペルガー症候群といった診断名の差は関係ありません。

 

 

親がどう子どもと接するか。

 

 

これは、大きな問題です。

 

 

 

 

あわせて、こんな記事も参考にしてみてください。

 

発達障害を持ったら知っておきたい3つのこと
発達障害の事例集

 


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