食べ物で精神疾患を治す医師があらわれてきている。
食べ物で精神疾患を治す医師があらわれてきている。
最近は、食べ物が脳に与える影響が、
知られるようになりました。
最近、こんな本を読みました。
『「うつ」は食べ物が原因だった!』(溝口徹 青春出版社 2009年6月15日)
この溝口徹先生は、
辻堂クリニックを1996年に開設。
さらに、2003年に、日本初の栄養療法専門クリニックの新宿溝口クリニックを開設。
栄養学的なアプローチで、精神疾患の治療にあたっている方です。
この本では、ハリウッド女優のマーゴット・キダー、という方の例が紹介されています。
彼女は、うつになり、投薬治療などを受けたがまったく治らなかったそうです。
サル屋敷で半裸状態で見つかり、彼女のうつは治らないかと思われていました。
しかし・・・・
カナダの精神科医・ホッファー医師が投薬でも、カウンセリングでもない、食事療法を提案。
彼女は見事に女優に復帰し、幸せな家庭を持つまでにいたります。
最近、うつの方が増えていたり、
学校の先生をうつに追い込むキレやすかったり、
行動が意味不明な子どもが増えていたり、
発達障害の方も増えています。
いろんな説が増えていますが、
現代の乱れた食生活が、関与していると思えば、その症状について説明ができますね。
『「うつ」は食べ物が原因だった!』では、
今の「うつ」では、95%が、食べ物による脳の栄養不足が原因とされています。
これは、大げさな数字でしょうか??
おそらく、80%以上は、確実に食べるものによって「うつ」になっていると思います。
そして、同時に、発達障害の子どもの多くも、
脳の栄養不足、という点は否めないと思います。
単身赴任のバイト先の店長
私は学生のころ、
ある全国規模の書店で働いていました。
やめてからも、その書店で働く人たちと交流がありました。
東北の大震災があった2011年3月11日の半年前、
新しい店長がやってきました。
もともと、関東の人らしく、
関西に単身赴任でやってきました。
人間的にあまり好かれない、という話は聞いていましたが、
東北の大震災の話は、私も驚きました。
2011年の3月11日。
震災の後、首都圏の交通網がマヒし、
本の入荷の見通しが立たない状態になりました。
その時に、その店長は、
「地震が起こったら、寝ずに配達しろよな、○○(流通会社の名前)」
震災後で、みんなが大変だった時に、
それを聞いた、社員、バイトの一同は、店長の心無い一言に呆然。
その後、誰もこの店長を信頼しなかったそうです。
そして、みんなが言っていたのが、
「お店に来た最初のほうは、こんな人じゃなかったのになぁ」
と。
売り上げが良くなかったので、
気が立っていたのだろう。
と思っていたそうで、私も話を聞いていたその当時は、そう思っていました。
でも、発達障害のこと、栄養のことなどを調べていくと、
単身赴任をして、自分で自炊をするようになって、
この店長さんは、キレやすくなったのかもしれない。
と思うんです。
大人でも、脳と栄養はつながっています。
大人でも、そうなら、脳が成長する過程の子どもならその影響は・・・・
まだまだ、食事の面から、
発達障害を治療するという本・マニュアルは少ないです。
現在は、これしかありません。
逆に言えば、これだけでいいんです。
脳のアンバランスさは、栄養の摂りかた、食事の仕方が原因。
気を付けてください。
お子さんの食べ物の管理をするのは、親であるあなたです。
できるだけ、たくさんの知識を手に入れておいてくださいね。