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発達障害のお子さんを持ったお母さんへ〜気をつけてほしいたった1つのこと

 

発達障害のお子さんを持ったお母さんへ〜気をつけてほしいたった1つのこと

 

 

 

この話は、
発達障害のお子さんを持ったお母さんへ向けた話です。

 

 

これは、本やイーブックを読んで得た知識でもありますし、
私の実体験に基づく話しでもあります。

 

 

私も数百人以上の子ども、そして、その親の皆さんを見てきて、
子どもがすくすくという表現がぴったりに育っているご家庭と、
そうではないご家庭の差がわかるようになってきました。

 

その差は、これです。

 

 

 

やまもとまゆみさんの本『発達障害の子がぐーんと伸びる心と体の育て方』ですね。
レビューはこちら

 

 

 

にも、書いてあるんですが、
『【子ども】の主導権は親が握っておくこと』です。

 

 

【子ども】と特殊カッコにしたのは、
子どもと表現できる年齢が個人個人によって変わるからです。

 

 

中学校3年になれば、
ほとんど、親の手を離れて、自分で進路の実現を決める子もいれば、
高校3年くらいまでは、親が見てあげないといけない子もいます。

 

 

絶対にしてはいけないことは、
明らかに他の同世代の子よりも幼いのに、
その子に、決定権をゆだねてしまうこと、です。

 

 

例えば、

 

ADHDの症状がきつい子も、
アスペルガー症候群の症状がきつい子も、

 

勉強が嫌いな子が多いです。

 

 

塾に入れたとすれば、
たとえ、相手が大学生のアルバイト講師であっても、
怒られることの1度や2度はあるでしょう。

 

 

そして、自分が悪いことをして、怒られたのだとしても、
発達障害のお子さんの場合、相手が悪い、塾を変えたい、などと衝動的に言ってしまいます。

 

 

それを真に受けないこと、です。

 

もちろん、本当に嫌な先生なのかもしれません。

 

 

しかし、嫌な人は、
年齢が上がれば上がるほど、もっともっと、出てきます。

 

 

つらくても、
泣いたとしても、

 

ある程度は、やらせる。

 

やりきる力をつけさせることは、とても大切です。

 

そうしないと、
衝動的に、いつまでも、嫌なことから逃げるようになります。

 

 

学校のいじめ、とか、
別に立ち向かう必要のないことは、やらなくていいと思います。

 

 

人をいじめて平気な人は確かにいますし、
そんな奴のために、わざわざ学校に行くこともありません。

 

 

私が気をつけてほしいのは、

 

衝動的な「嫌」もしくは、
ただ、「楽をしたい」という感情を優先させて、
こうしたい、ああしたいと言っているなら、
親として決然と跳ねのけてほしいということです。

 

 

 

 

やまもとまゆみさんは、
その本の中でこんなことを書いています。

 

 

お子さんが、25歳になった時を、想像してほしい、と。

 

 

あれも嫌、これも嫌、
そんな駄々っ子のような25歳、誰も相手にしてくれませんよね。

 

 

それは、文句を言えば、
自分の思う通りの世界を手に入れてきたという経験が、
発達障害の症状と重なって、重症化しているんです。

 

 

 

中学生以上になって、
発達障害をこじらせている場合は、
あくまで、「脳機能の異常」が原因ではありますが、
お父さん、お母さんの関わり方も、少なからず影響しています。

 

 

 

子育ては、まだ、私には経験のないことです。

 

 

ですが、小学校〜高校生まで、
または、大学生になった卒塾生を見てきて、
自分の思い描く、もしくは、自分の将来を楽しそうに語る子の親は、
やっぱり、ちゃんと親をしています。

 

 

それは、厳しさと優しさを両方持っている、ということです。

 

 

怒り方が上手い、褒め方が上手い、というだけではありません。

 

 

ここまでやったら、許さない、という明確なラインがあるということ、
子どものためだったら、苦労も厭わないという覚悟があること。

 

 

なんです。

 

 

いいお母さんほど、
たいしたことやってないですよ〜というので、
引き出すのが大変なんですが、
子育てが上手いなと思うお母さんがやっていたことを3つほど紹介します。

 

 

 

 

1、マンツーマン

 

小学校4年生までは、1時間は一緒に子供と勉強をしたそうです。

 

このお母さんの子どもさんは、
学校説明会に行く毎に、その学校から、この子、欲しい!
と言われるほど、しっかりしたお子さん。

 

 

ただ、頑張る割に、
ケアレスミスが多く、
もしかしたら、ちょっと未熟なところがあったかもしれませんが、
無事、志望校で特待生を取り、毎日、自分に自信を持って過ごしているようです。

 

 

Aということをしたら、
きちんと、子供が育つ!みたいな裏技はないんですね。

 

きっちり、1時間、子どもさんと向き合ってきたから、
子どもはすくすく育っていったんですね。

 

 

 

2、口だけじゃない

 

姉妹で塾に来てくれたご家庭の話です。

 

上のお姉さんも、
下の妹ちゃんも、

 

みんなにとっても、人気でした。

 

そして、お母さんは、塾の講師には優しいんですが、
子どもたちには厳しい。

 

女の子でも、
「悪いことしたら、叩いてください」が口癖。

 

そして、
ユニークな子育て。

 

反抗期のシーズンが来ると、
「そろそろ反抗期になる時期になるから言っとくけど、
反抗期でキレてきたら、お母さんもキレるで。
ご飯抜きは覚悟しときや」

 

と、反抗期を認めてもらえなかったそうです(笑)

 

だけど、
塾の送り迎えは、
お姉さんが、高校生になっても、最後までしてくれていました。

 

 

口では厳しいことは言っていても、
子どものことは心から思っている。

 

だから、姉妹はいい子に育ったのだと思います。

 

 

 

3、母子家庭でも

 

 

突然の事故だったそうで、
お父さんがなくなって、母子家庭なった兄妹がいました。

 

でも、この2人とも、
すごくしっかりしていました。

 

 

理由は、お母さんが、頑張ってくれているから、でした。

 

 

物静かで、でも、芯がしっかりしているお母さんでした。

 

 

お兄さんも、
妹さんも、

 

ほかの子に比べて、
塾での授業時間は短めでしたが、
成績は全然負けていませんでした。

 

 

このお母さんの凄いところは、
何も言わないところです。

 

自分の苦労も、
他の人の悪口も、

 

自分の子にも、言わない。

 

尊敬できる大人として、子どもたちには映っていたのだと思います。

 

私も、1人の人間として尊敬できるお母さんでした。

 

 

こんな風に、
人から尊敬される母親になること。

 

お金とかそういうことではありません。

 

 

自然と、子どもが尊敬する、尊敬している存在になること。

 

 

これが、発達障害を防ぐ一番の方法なんです。

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