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発達障害になる原因は1つではない。

 

発達障害になる原因は1つではない。

 

発達障害と聞くと、
どうしても、原因が「遺伝」というイメージがあります。

 

 

 

そして、小学校から中学校くらいまでというもの、というイメージもあります。

 

 

 

 

確かに、発達障害になりやすいというのは「遺伝」するらしい、
ということまではわかっています。

 

 

ただし、発達障害になる「遺伝子」というのは、
今のところ見つかっていません。

 

 

今後、見つかるかもしれませんが、
今の段階で、「遺伝」が最も重要な原因ではないというのが、発達障害の治療・研究の現場の方々の意見です。

 

 

そして、近年では、一気に発達障害の症状があるお子さんが増えています。

 

 

原因として考えられるのが、

 

 

発達障害そのものが遺伝的にあり、そうなった。
栄養の問題。
愛着障害の問題。
スマホの問題。
睡眠障害の問題。
環境による問題。

 

 

今のところ、私が把握しているだけで、
これだけの問題があり、それは1つだけではなく、
複合的に絡んできて、発達障害を引き起こします。

 

 

 

1つ1つ、見ていきます。

 

 

遺伝的な問題。

 

 

子どもがどういう風に成長していくかは、
お父さん、お母さんの形質、隔世遺伝もありますが、
家系の特徴が出てくるものです。

 

 

ADHDの症状が優位に出てくる子、
アスペルガー症候群の症状が優位に出る子、

 

見ていると、やはり、お父さん、お母さんに似たような症状が見られます。

 

 

ある程度のお子さんの特徴、傾向は、
ご両親のものを引き継ぐので、遺伝的な問題は、どの子にもあります。

 

 

栄養の問題。

 

昨今は、これが多いと考えられます。

 

特に、

 

日本人はDHA、鉄、亜鉛といった体をつくるのに必須のミネラル等が不足しています。

 

 

特に、イギリスと、日本は似ていて、
どちらの国も慢性的に不足しているようです。

 

理由としては、水が軟水のために、水にミネラルがない、
そのために、野菜などの作物も、ミネラルが不足している。

 

過去の日本人は魚など海のものをたくさん食べていたので、
これらのミネラルが不足することはなかった。

 

DHAを摂取することを考えれば、
缶詰でも、シーチキンでもいいので、毎日、魚を食べることが大切。

 

以上、これは、私の会社に来てくれる布亀さんに聞きました。
(ひよこのひよこっこは・・・・)のCMでおなじみの会社さんですね。

 

DHAはアルツハイマー病の治療にも用いられる成分で、
サプリメントでの摂取も可能なんだそうです。

 

 

当サイトでも、DHAサプリメントのランキング作成しています。
良ければ参考にしてみてください。

 

 

とにかく、カロリーの高いものは食べているが、
慢性的に、偏ったバランスの食事をしているのが今の日本人です。

 

サプリメントを利用した、
バランスの良い栄養の摂取は、お子さんの時代から必要になる時代です。

 

 

愛着の問題。

 

 

最近は毒親という言葉が見られるようになったり、
親と子どもの関係が複雑になるケースがあります。

 

 

親と子の理想のモデルケースが崩壊しており、
親と子が他人以上に憎みあったり、
恋人以上に近しい存在になったりしています。

 

子どもは精神不安定になると、
成長を止めてしまうということが研究でわかっており、
それも、脳の発達を阻害している原因と言えます。

 

スマホの問題。

 

スマートフォンなどの光が、
脳に良くないというのは、本ではよく出ていますが、テレビで流れることはほとんどありません。

 

 

スマートフォンの供給会社は、いいスポンサーだからです。

 

 

スマートフォンやテレビゲームなどを大好きなお子さんが、
勉強できない場合が多いのは、スマホの光と無関係ではありません。

 

 

十分に睡眠がとれていないと、
脳の記憶能力が衰え、10代でも認知症のように、
「え?もう1回言って」というのが絶えなくなります。

 

 

これは、今の中学生、高校性に起こっている現在進行形の問題です。

 

 

睡眠障害の問題。

 

 

今の私たちはやりたいことがたくさんあります。
やらなければいけないこともたくさんあります。

 

 

流行のチェックや話題についていくために、
テレビ、ユーチューブがあり、
スマホのアプリに、ゲームに、いろいろあります。

 

そして、どこにしわ寄せがくるかというと睡眠です。

 

 

ちなみに、堀江貴文さんは、
1日最低でも、7時間、基本的には8時間の睡眠をとっているそうです。

 

 

1流の人が、
それほど睡眠を大事にしているのに、
普通の人たちは睡眠を大事にしません。

 

 

 

子どもたちの多くも、
慢性的な睡眠不足による睡眠障害になっている子が少なくありません。

 

 

もちろん、脳の発達に悪影響ですから、
これも、発達障害の一因となっています。

 

 

環境の問題。

 

 

自動車の排気ガス、放射能汚染、タバコの煙、などなど、
私達のまわりには、人体に有害な煙がそこかしこに出ています。

 

 

これは、もう、避けられない問題です。

 

 

このせいで、人体に悪影響は、必ず出ています。

 

 

だからこそ、体の自己回復能力を発揮するためにも、
栄養のバランスの取れた食事を日ごろから取る必要があるんですね。

 

 

これらの問題が絡み合って、
発達障害の症状が子どもたちに出てきます。

 

 

もちろん、出ない子もいます。

 

 

出ない子は、やはり、お父さん、お母さんが、食事に気を使っています。

 

 

私達は、
発達障害の原因が1つではないことを知っておくべきだと思うんです。

 

 

発達障害が悪ではありませんが、
生きていく上でハンデになってしまうのであれば、
それは防げるなら、防いだほうがいいですよね。

 

「個性」で済む場合もあれば、済まなばい場合も出てきます。

 

 

だから、できるだけのサポートをしてあげる。

 

 

これが、私達大人が、子どもにしてあげられることです。

 

 

そして、それは、勉強して知識を身に着けることで可能になります。

 

 

発達障害の原因が1つではない、
複合的なものだとわかれば、
できることから1つ1つ手を打てるはずです。

 

 

栄養の面から、
親と子のコミュニケーションの面から、
環境の面から、
あなたが身に着けた知識から、
改善していけばいいのです。

 

 

 

人間の身体は、いろんな影響を受けますが、
同時に、いろんなものを再生できる「自然治癒力」も持っています。

 

 

お子さんの可能性を信じて、
今、大人が必死になって勉強して、できる限りのことをしてあげる。

 

 

すぐに結果は出ないかもしれませんが、
1つ1つ実践した良いことの結果は、
必ず、良い形で返ってきます。

 

 

それを信じて、私達は、常に学び、常に実践するしかありません。

 

 

そのことを、私は、ずっとこのサイトで訴えていこうと思います。

 

 

発達障害の原因は1つではない。

 

まず、このことを知ってください。

 

 

そして、これらのことから、
実は、後天的、後発的に発達障害になっていく子もいます。

 

 

高校生になってから、
発達障害の症状がきつくなる、そんな子もいます。

 

 

特に、中学生までは優等生で、
高校生になって、スマートフォンを持たせてもらった「女の子」の場合、
高い確率で、発達障害の症状が出てくるようになります。

 

 

  • 高校のテストで赤点が増えてきた。
  • いらいらすることが多くなった。
  • 親に反抗的になってきた。
  • 普通に考えて、「え?」というような行動が目立つようになってきた。
  • 物忘れが多い。
  • 高校生にしては細い。

 

などが、サインです。

 

 

 

 

 

私の見ているお子さんの場合、
高校1年生の時点で、赤点が8教科まで増えてしまい、塾へ。

 

その後、塾なしでは、赤点回避が難しい状況になってきました。
それでも、2教科くらいは、いろいろ違う教科で、赤点をとってしまいます。

 

何度も、2週間前から準備すれば間に合うとアドバイスをしていますが、
頑なに、1週間前からしかやりません。
中学校の時は、それで優秀な成績をおさめていたからです。

 

また、慢性的に疲れており、
授業中にふっと寝てしまうこともあります。

 

1番驚かされたのが、この子の大学入試でした。

 

AO入試を受けたいということで相談を受け、
自己PRや課題文の作成など、一緒にしました。

 

そして、仕上げの部分、5枚まで、自己PRできる写真の資料を添付していい、という課題。

 

 

彼女は、1枚だけの写真を用意してきました。

 

 

「1枚やん。課題は5枚やろ」

 

 

と私が言うと、

 

 

「ちゃうし、5枚までですぅ〜。だから、1枚でも間違ってません〜」

 

 

と小学生のように反論してきました。

 

 

私と、そばにいた大学生の講師も、
2人とも言葉を失いました。

 

 

 

普通、受かりたいなら、自己PRできる資料は、上限いっぱいまで用意するはずです。

 

 

 

それを、1枚しか用意できず、
さらに、それを指摘すると、日本語の表面上の意味に対して、反論してきました。

 

 

案の定、書類選考の時点で、この子は落ちてしまいました。

 

 

普通の高校3年生であれば、こういう課題の場合、5枚いっぱいいっぱいの資料を、
なんとか用意しますし、思い浮かばなければ、私達塾のスタッフに相談してきます。

 

 

でも、この子は、
表面上の「5枚まで」をそのまま受け取って、1枚でいいと判断し、そして、落ちてしまいました。

 

 

高校生くらいになると、
いろんな失敗をしても、明らかに幼稚な失敗であっても、
ご両親からすると、高校生なのだから、自分でやって、という方向になりがちです。

 

 

ですが、スマートフォンを所有するなど、
環境ががらりと変わる高校生では、実は、後天的に、後発的に、発達障害の症状が見られるようになることがあります。

 

 

それは、上記のように、
発達障害の原因が現在は多岐にわたり、
後からでも、発達障害になる可能性があるからです。

 

 

爆発的に発達障害と診断されるお子さんが増えているのも、
大人でも発達障害と診断されるのも、これが理由だと私は考えます。

 

 

いつからでも、
誰でも、

 

 

発達障害になってしまう時代です。

 

 

でも、勉強して、知識を身に着ければ、

 

いつからでも、
誰でも、

 

 

発達障害は改善していけるんです。

 

 

この2つのことを知っておいてください。

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